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『ラブ・チャンス 運命の恋』

2021年12月20日 | 映画(ら行)
『ラブ・チャンス 運命の恋』(原題:40 Below and Falling)
監督:ディラン・ピアース
出演:ジュエル・ステイト,ショーン・ロバーツ,シンディ・バズビー,
   ショーン・ジョンストン,マーク・ミーア他
 
2015年のカナダ作品。日本では劇場未公開。
 
この機会に常々不満に思っていることを言わせてください。
例えば本作は、2015年の作品なのに、Amazonプライムビデオでは2021年と書かれている。
これはおそらく配信開始になった年を示していると思われます。
製作年なんて誰も気にしちゃいないのかもしれないけれど、
私はそこに記されている年が製作年なのかどうか知りたいのです。
両方表示してくれないかなぁ。要らないか。(^^;
 
というわけでたぶん、本作が配信されるようになったのは最近。
見放題対象作品に含まれていて、私へのオススメらしい。
Netflixで『ラブ・ハード』を薦められたときにも書きましたが、
ラブコメだったら何でも好きっちゅうわけじゃないのよ。
それでも観ようと思ったのは、ラブコメだからじゃなくて、「大雪」に惹かれたからです。
荒れた天候もの、特に大雪ものは大好きゆえ。

カナダ北部、ソレンソン湖近くの小さな集落カマトナク。
小学校教師のケイトは、短期間の赴任ながら皆から愛されていたが、
このたび結婚するため、教師を辞めて都会のスノーパインズへ戻ることに。

ところが飛行機に乗るはずの朝、大雪に見舞われる。
部屋から表に出るにも雪をかき分けねばならないほどで、
なんとか飛行場に到着するが、滑走路は真っ白。
呆然としていると、スノーモービルに乗った男性が現れる。

その男性レッドフォードも飛行機に乗るつもりだったようだが、ケイトの質問に冷ややか。
この状況に慣れっこなのか、取り付く島もない。
このままでは自らの結婚式に出席できなくなると慌てたケイトは、
どうにか自分用のスノーモービルを入手すると、
レッドフォードの後ろに勝手について走りはじめるのだが……。

結局ケイトのスノーモービルが潰れて彼のスノーモービルに同乗。
さらには大熊に襲われて彼のスノーモービルも潰れます。
歩行によるふたりの珍道中は、期待していたほど雪が降らず、
予想通りのドタバタしたラブコメになりました(笑)。

珍道中の一方で、ケイトの到着を待つ彼女の一家と結婚相手の様子も描かれる。
ケイトの結婚相手と彼を狙うケイトの妹のベタベタぶりが気持ち悪くて、
どうしてケイトはこんな相手と結婚しようとしているのか意味わからず。
そりゃもうレッドフォードのほうがいいに決まっている。

スノーモービルが壊れても、雪山で迷っても、食糧が尽きても、
前向きでサバイバル能力に長けている男。
ケイトとレッドフォードがくっつくのは当然で、そういう意味では面白くないけど安心。

雪はあんまり降らなかったけど、雪山は美しかったから良しとします。
終盤にレッドフォードの正体についてちょっとした驚きもあり。
良いラストでした。

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