『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』(原題:Amazing Grace)
監督:アラン・エリオット
会員証更新のため京都シネマへ。
Webでも更新はできるのですが、そうすると紙の会員証が発行されません。
スマホを持っていない私は、紙の会員証がないと困りますゆえ。
上映開始30分前に到着したら、本作は残り数席とのこと。
コロナのせいで通常の販売数の半分とはいえ、
そんなに人気があったのですか!?アレサ・フランクリン。
結局、私が最後の1席をゲットした客となりました。
アルバムとして発表されることはもとより、
シドニー・ポラック監督の手によって収められたライブの模様は
ドキュメンタリー作品として世に出ることになっていました。
ところが、カットの最初と最後に入れるべきカチンコを入れ忘れた。
カチンコを入れ忘れると、映像と音声を合わせることができないのだそうです。
本作の冒頭で「編集上の問題からお蔵入りになった」と記されていますが、
このような驚きの初歩的ミスのせいで映画は完成に至らず。
しかし技術の進歩により、このたび日の目を見ることができたわけです。
不朽の名盤として今も愛され続けるアルバム『Amazing Grace』の収録現場。
アレサと聖歌隊の歌を堪能できるほか、彼女の父親のスピーチシーン、
聴衆の様子を見ることができます。
アルバムを聴くかぎりでは、こんなにこぢんまりした教会だとは思わないのでは。
「2千人いるかのように盛り上げよう」という言葉どおりの盛り上がりよう。
カメラを回すシドニー・ポラック監督の姿もあります。
2008年に他界したポラック監督に感謝の念を込めて。
アレサの声は永遠に世界に響き続ける。