※解説とか・・・・・
1960年公開だから、あたしが生まれる前の
女が、ぐっと階段を上がる時って確かに誰にでもある
人生の所々で、少しづつ、次の段階へと上がっていく
男も上がるけど、上がり方が女とは全然ちがう
男は、女がじれったくなるくらい、何時までも下段で停滞してるけど
ある日突然、いっきにダダダッと上段まで上がる、上がるというか登る
1回の上がり方が女とは違う、男の方がずっと「高い」
下にいたはずなのに気づけばずっと上にいた、と女は慌てる
頼もしいような寂しいような、嬉しいような悔しいような
複雑な気分になる
でもこれでいいんだ、それが健全な証拠なんだから
世の中には「上がらない」人もいる、上がらないどころが「落ちる」人もいる
落伍者とはよく言ったもんだ
ちょっとでもいい、上がる時はちゃんと上がろう
それがどんなに苦しく痛く辛くとも...........
甘えて逃げたら、あっというまに落ちる気がする
どんなにイヤで、ギャ~スカ言い訳しようが文句いおうが
駄々こねようが助けを求めようが、誰も聞いてないし助けもない
上る時は上らねばならぬのだ、ひとりで
間違えばガッと足を踏みはずす、階段落ちだ
人生の階段は容赦ない