めいすいの写真日記

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連続テレビ小説「あさが来た」・・・本日完結

2016-04-02 | その他

「あさが来た」は今世紀に入ってからはの朝ドラの視聴率トップとなるということですが、私も欠かさず見て楽しむことが出来ました。終わってみると、何か喪失感があります。

 江戸時代から始まるのは、朝ドラでは初めてということですし、ヒロインのモデルの白岡あさは実在の人物(広岡浅子)で、この人の生涯を知るだけでも、とても興味深いものでした。
  古川智映子が「明治の人物事典」にあった14行だけの記載から広岡浅子に光を当て、小説「土佐堀川」を書くまで、彼女はほとんど忘れ去られていた人物だったようです。

  やはり、一番驚かされたのは九州の炭鉱にピストル持参で彼女が乗り込み、苦労を重ねながらも経営を軌道に載せるとは到底考えられないことです。さらにそれが明治時代の初期のことですからなおさらでした。
 ドラマでは、ピストルは五代友厚からもらうことになっていますが、実際はそうではないらしいし、炭鉱での服装は和服ではなく、洋服だったという話もあるようです。炭鉱で働荒くれ男達も度肝を抜かれたことでしょう。
 大名屋敷に乗り込んで借金の取り立てをするシーンもやはり凄かった。諦めず筋を通して談判する様子は、頭脳明晰だったことも分かります。
  相撲だけでなく、囲碁も強かったようです。祖父から習ったのでしょうが、浅子の棋譜が載った新聞が残っています。相当の棋力だったようです。
 
  また、ドラマでは一切出てきませんでしたが、嫁入りした当時、結核を病んでいたとのこと、それが、後に自然治癒したという事実もあるようです。
  萬屋という男に、刺されてしまうシーンがありますが、本当に生死をさまようほどの重傷だったようです。ドラマでも三途の川が出てきたりしました。
  「九つ転び、十起き」という座右の銘は、彼女があふれるような強い意志と生命力を持っていたという証でしょう。

 もう一つデーン・フジオカが演じる五代友厚という人物も、私は全く知らない人でしたが、明治維新の際に薩長の戦費取り立てで崩壊してしまいそうだった大阪を立て直した著名人でした。大阪造幣局、大阪証券取引所、大阪商工会議所など設立した人物であることをしりました。「商都・大阪」を基礎を作った人物だったのですね。大阪には5つも6つも銅像があることが偉大さを物語っています。。
  NHKの「英雄たちの選択」で五代友厚は、総理大臣になってもおかしくない人物だったという説明がありました。

 登場人物では、五代ロス、新次郎ロスなどと言われましたが、これは女性視聴者のはなし。
 私は 田村宣を演じた吉岡里帆さんが魅力的でした。眼鏡を外したシーンもありましたが、さらに美人。モデルは日本女子大学の四代目学長だそうです。