あじさい寺として知られる北鎌倉の名月院 ( 鎌倉市山ノ内189)。あじさいの咲く頃は、人出で多くて自由に歩けないほどですが、この時期雨ということも重なって境内は静かでした。
白とピンクの桜が、良く調和していました。
こちらは、名月院、定番写真の丸窓。
雨の降る中のしだれ桜。晴れた日とは違い落ち着いた雰囲気の花を見ることが出来ました。
境内にある石造りの仏様。
それとお地蔵様。
1~3枚目はPENTAX K5 + PENTAX DA18-135mm F3.5-5.6で、4、5枚目はPENTAX K7 + PENTAX-DA FISH-EYE 10-17mm F3.5-4.5で撮影
今日は、写真撮影会を北鎌倉で行うということなので、久しぶりに遠出をしました。
しかしながら、天気は、あいにくの雨。青空の桜とはいきませんでした。背景は三門。
でも、幹は雨に濡れて落ち着いた感じになります。黒っぽい幹に明るいピンクは良く映えます。こちらも背景は三門。
遠くの桜をアップしてみました。
和服の女性が通り過ぎたので、急いで撮ったらピントが合いませんでした。
PENTAX K5 + PENTAX DA18-135mm F3.5-5.6で撮影
ソメイヨシノ (染井吉野) はエドヒガン系の桜とオオシマザクラの交配で生まれたサクラの園芸品種です。
江戸末期から明治初期に、江戸の染井村(現在の東京都豊島区駒込)に集落を作っていた造園師や植木職人達によって育成され、売り出したのが始まりとされています。
ソメイヨシノは、山桜と異なり、花の咲くときには葉が出ていないので、花だけ。これがあでやかに見えることから人気が出たようです。
また、ソメイヨシノには実がなりません。つまりサクランボは出来ないと言うこと。このため、挿し木などにより増やすことになります。
染井という地名の残る、ここ東京都営の「染井霊園」(東京都豊島区駒込5丁目)には約100本のソメイヨシノが植えられており、発祥の地とされています。
染井霊園には、高村光雲、高村光太郎、智恵子のお墓があります。
あどけない話 高村光太郎
智恵子は東京に空がないと言ふ、
ほんとの空が見たいと言ふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切つても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。
あどけない空の話である。
レモン哀歌 高村光太郎
そんなにもあなたはレモンを待つてゐた
かなしく白いあかるい死の床で
私の手からとつた一つのレモンを
あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ
トパアズいろの香気が立つ
その数滴の天のものなるレモンの汁は
ぱつとあなたの意識を正常にした
あなたの青く澄んだ眼がかすかに笑ふ
わたしの手を握るあなたの力の健康さよ
あなたの咽喉に嵐はあるが
かういふ命の瀬戸ぎはに
智恵子はもとの智恵子となり
生涯の愛を一瞬にかたむけた
それからひと時
昔山巓でしたやうな深呼吸を一つして
あなたの機関ははそれなり止まつた
写真の前に挿した桜の花かげに
すずしく光るレモンを今日も置かう
智恵子抄より
PENTAX K5 + PENTAX DA18-135mm F3.5-5.6で撮影
今日の飛鳥山公園は桜が満開でした。飛鳥山の桜の歴史は江戸の昔までさかのぼります。
「八代将軍吉宗は、飛鳥山を鷹狩りの際にしばしば訪れ、享保5年(1720年)から翌年にかけて1270本の山桜の苗木を植栽した。元文二年(1737年)にはこの地を王子権現神社に寄進し、別当金輪寺にその管理を任せた。このころから江戸庶民にも解放されるようになり、花見の季節には行楽客で賑わうようになった。 以下略 ・・・・・東京都教育委員会」
現在は、当時の山桜ではなく、ほとんどがソメイヨシノのようです。ただ、江戸から東京に変わっても庶民が花見を楽しむことは今も昔も変わりません。
一、二枚目はPENTAXk7 + SIGMA10-20mmF4-5.6DC、三枚目はK7 + DA18-135mmF3.5-5.6で撮影
ご近所に咲いていたヒヤシンスの花。ヒヤシンスは、ユリ科ヒヤシンス属の植物。東地中海原産。日本には1863年にチュウリップとともに渡来。開花時期は2月から4月頃です。
ギリシャ神話の美少年「ヒュアキントス」は太陽神アポロンに愛され、一緒に円盤投げに興じていました。やきもちを焼いた西風の神ゼビュロスが意地悪な風を起こしました。その風により、アポロンの投げた円盤がヒュアキントスの額を直撃し、ヒュアキントスは死んでしまいました。地面に大量の血が流れ、そこに生えたのがヒヤシンスだったとのことです。
花言葉は「しとやかなかわいらしさ」「初恋のひたむきさ」
PENTAX K7 + TAMRON 90mm MACRO F2.8で撮影
私の家から歩いて10分ほどのところにある、麺房「松」(埼玉県志木市本町4-15-50 TEL048-475-7338)。豚骨ラーメンの店です。
店主は福岡県大牟田出身。宮崎県にある「鹿児島豚のハム工場」の煮汁を取り寄せ、「精製して豚骨スープにしている」とのことです。
そのスープは、豚骨なのに臭いがなくさっぱりした味です。麺は細麺を使っています。
醤油味と塩味の二種類がありますが、私は醤油にしました (ともに600円)。
チャーシューは群馬県前橋市の「女屋食品」の手作り無添加食品。柔らかくとろける感じで、美味しい。
私の好みのライトな豚骨ラーメンでした。
店内には雑誌「埼玉ラーメンマップ」に掲載されたのとポスターがありました。
FUJIFILM FINEPIX F80EXR で撮影
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片栗 (かたくり) はユリ科カタクリ属の植物で、開花時期は3月20日頃から4月10日頃まで。山地に生える植物ですが、自生しているかたくりは、盗掘が多く近年少なくなっているようです。
神代植物公園のかたくりの花は、昨年は少なかったということですが、今年はけっこう咲いていました。
料理でとろみを出すときに使う「片栗粉」は、もともとカタクリの球根から取っていたものですが、現在「片栗粉」として販売されているのは、8割がジャガイモのデンプン、2割がサツマイモのデンプンということです。
カタクリの球根から取った本物の「片栗粉」は、漢方薬として薬局で売っていて、病後の滋養に用いられます。
PENTAX K7 + TAMRON 90mm MACRO F2.8で撮影