室津や桐山ではウタヨミ芸能奉納後に「安芸の国 厳島の弁財天の 根白の柳 あらわれにけり げにや宝を いざおがまん」などの詞章を謡いながらトーヤ宅に招き入れられます。
座敷では渡り衆が輪になって笹竹を振り三回廻ります。
「福の神ござった何の種をまきましょう 福の種をまきましょう 宝をまきましょう」と謡いながら洗米や小豆を座敷に撒く「オドリコミ」は中世歌謡を今でも伝える芸能舞で、大変貴重な祭事となっています。
この「オドリコミ」詞章は奈良市都祁上深川の「題目立」のミチビキ歌と類似しています。
ウタヨミで謡われる松の下式の「影向(ようごう)の松」の語り文句など大和の国の東山中における中世歌謡を伴った独特の田楽系神事芸能は、各地区のトーヤ行事において断片的に伝承されたものと考えられています。
(H18.10.15 Kiss Digtal N撮影)
座敷では渡り衆が輪になって笹竹を振り三回廻ります。
「福の神ござった何の種をまきましょう 福の種をまきましょう 宝をまきましょう」と謡いながら洗米や小豆を座敷に撒く「オドリコミ」は中世歌謡を今でも伝える芸能舞で、大変貴重な祭事となっています。
この「オドリコミ」詞章は奈良市都祁上深川の「題目立」のミチビキ歌と類似しています。
ウタヨミで謡われる松の下式の「影向(ようごう)の松」の語り文句など大和の国の東山中における中世歌謡を伴った独特の田楽系神事芸能は、各地区のトーヤ行事において断片的に伝承されたものと考えられています。
(H18.10.15 Kiss Digtal N撮影)