マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

夜支布山口神社神事相撲

2006年12月04日 08時35分41秒 | 奈良市(東部)へ
奈良市大柳生の夜支布山口神社と立磐神社の秋祭りにはスモウが拝殿内で演じられます。

世話人の前でフンドシを締めたスモウ役となる十九老と二十老が向かい合います。

元は裸だったが今は肌着の上からフンドシを着用します。

十五老、十六老が世話役となりスモウトリと四人揃って神輿に向かい拝礼から始まります。

神前に立てかけられた弓矢を手渡すと、頭の後ろに担ぎます。

向き合った二人は三歩前進して三歩後退します。

正面に向きをかえ世話役に弓を返します。

両人は再び向き合い、互いに右手左手の順で相手の肩に手を置いて組み合います。

そして、上半身を左右左と傾け、終われば背中合わせとなって自分の尻を両手で三回叩き正面に向かい一礼してスモウを終えます。

秋祭りが始まる前のわずかな時間で行われる神事相撲です。

(H18.10.15 Kiss Digtal N撮影)