マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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夜支布山口神社秋祭り

2006年12月08日 12時54分03秒 | 奈良市(東部)へ
奈良市大柳生の夜支布山口神社は上出から移されたといわれており、巨岩を背後に控えた立磐神社が本来の神野宮とされています。

二十人衆のうち上位八人は八人衆と呼ばれ、宮年寄り衆で同神社の年間祭祀を司り営みます。

この二十人衆のうち年長者から順に一年交替で頭屋となり、同神社の分霊ともいわれている廻り明神と呼ばれる神霊を自宅に祀る習俗が続けられています。

秋祭りの日、頭屋宅前庭で八人のガクニン入り衆はヒュヒュヒューの笛の音とともに「田の草取り」と呼ばれるガクウチ舞を演じると、先頭に明神さん、笛吹者、ガクニン、竹串御幣持ちの順で同神社に向かってお渡りをします。

急坂の階段を登りきると一行の宮入り。夜支布山口神社の拝殿前と立磐神社の前で「田の草取り」田楽が奉納されます。

地区を練り歩いた太鼓台は狭い境内を伊勢音頭を歌いながら威勢よく宮入りします。

その間、拝殿では明神さん、笛吹者、二十人衆およびガクニンらは秋大祭神事を粛々と執り行われます。

(H18.10.15 Kiss Digtal N撮影)