春と秋の彼岸に行われる天理市杣之内町の彼岸講。
いずれもトヤの家から出幸し列をなして南方の山中に鎮座する八王子さんに参拝するのだが、講のお家は春、秋、それぞれ別々のお家だ。
今日は彼岸の入りの二十日、秋の彼岸講衆八人はトヤさんのお家に集まる。
お家では御幣を立てて、館の傍らにはシンセンと呼ばれる膳が供えられる。
椀に盛った赤飯(かつてキョウと呼ばれる型で抜いたという)、サトイモ、ゴボウ、ダイコンを皿に盛った三種の里の幸で三対並べられている。
出幸の前、トヤさんは油皿に油を注いで灯心に火を点け、館に向かいそろって拝礼し神事を終える。
シンセンの膳を風呂敷に包んで三人が手に持って行列の後方につく。
先頭をゆく御幣持ち、五枚笹の神さんを納めた館を持つトヤさんが続く。
集落の道中は山辺の道であって秋を楽しむハイカーやサイクラーの一団が往来している。
行幸に出会った人らはなんと思うことであろうか。
集落を外れると杉木立の急峻な山道になる。
階段状にしてあるが勾配はきつく細い道だ。
木漏れ日が差し込むと神の光りのように感じる。
頂上に到着すると八王子さんの碑に御幣を立てかけ、館とシンセンの膳を置いて油を浸した灯心に火を点ける。
一同は拝礼して神事を終えると灯心皿を碑の後方に捨てていく。
そのあと、トヤさんは山頂付近に生えている五枚笹を一枚刈り取って古い笹と入れ替える。
館に新しい神さんを納める一種の神事は周りの講衆らは見てはならないという厳粛なものだ。
(H20. 9.20 Kiss Digtal N撮影)
いずれもトヤの家から出幸し列をなして南方の山中に鎮座する八王子さんに参拝するのだが、講のお家は春、秋、それぞれ別々のお家だ。
今日は彼岸の入りの二十日、秋の彼岸講衆八人はトヤさんのお家に集まる。
お家では御幣を立てて、館の傍らにはシンセンと呼ばれる膳が供えられる。
椀に盛った赤飯(かつてキョウと呼ばれる型で抜いたという)、サトイモ、ゴボウ、ダイコンを皿に盛った三種の里の幸で三対並べられている。
出幸の前、トヤさんは油皿に油を注いで灯心に火を点け、館に向かいそろって拝礼し神事を終える。
シンセンの膳を風呂敷に包んで三人が手に持って行列の後方につく。
先頭をゆく御幣持ち、五枚笹の神さんを納めた館を持つトヤさんが続く。
集落の道中は山辺の道であって秋を楽しむハイカーやサイクラーの一団が往来している。
行幸に出会った人らはなんと思うことであろうか。
集落を外れると杉木立の急峻な山道になる。
階段状にしてあるが勾配はきつく細い道だ。
木漏れ日が差し込むと神の光りのように感じる。
頂上に到着すると八王子さんの碑に御幣を立てかけ、館とシンセンの膳を置いて油を浸した灯心に火を点ける。
一同は拝礼して神事を終えると灯心皿を碑の後方に捨てていく。
そのあと、トヤさんは山頂付近に生えている五枚笹を一枚刈り取って古い笹と入れ替える。
館に新しい神さんを納める一種の神事は周りの講衆らは見てはならないという厳粛なものだ。
(H20. 9.20 Kiss Digtal N撮影)