マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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桃尾の滝足洗い

2008年11月09日 07時12分25秒 | 天理市へ
三十八神社の頭屋渡しを終えた新旧4名の頭家は天理市滝本町桃尾の滝にやってくる。

旧頭家は一年間神事で使った12個の小石を滝つぼ目がけて返す。

新頭家のふたりは川に浸かって新しい小石12個を拾っていく「」。

神事の一種でしょうか、大名持のオナンジ参りのようなものと考えられる。

拾った石は神棚へ供え、毎月1日の祭礼のときの神饌米と一緒に炊く。

偶数月はオヤで奇数月はコが担い一ヶ月毎に交替する。

50年前は龍田川で禊を行っていたと話す老人。

45年前に頭家をした人は桃尾の滝だったと話す。

この間に何らかの事情で桃尾の滝参りになったのだろうと仰る。

先輩らは下着ひとつで禊をしたんだという「」は水垢離の名残りと思えるが、現在は手と足を清めるだけにしているんじゃと話される。

(H20. 9.23 Kiss Digtal N撮影)