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マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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佐田の行事あれこれ

2009年02月01日 06時04分42秒 | 楽しみにしておこうっと
佐田は旧村やし伝統行事がありますねんと話されたのが下宮さん。

10月25日の宵刻、高取国際高校付近に鎮座する下宮さんまで笹竹にぶら下げた提灯を担いで伊勢音頭を唄いながらお渡りするという。

猿沢池につながっているという祠が下宮さん。

かっては雨乞い行事もここでしたという。

トヤの家では一斗桝にカサモチを乗せてその上には御幣を挿す。

近年にはみんなが集まりやすい日曜日に変わった。

また氏神さんの春日神社でも秋祭りがある。

地蔵盆は2ヶ所で行われていたが北だけになってしまったといい7月23日の夕刻に集まる。

伊勢講はなくなったが掛け軸を掲げてお勤めする庚申講は続けられている。

60日ごとにやってくる庚申の日。

モチコウシンの日といって塩餡のモチを何臼も搗いたそうだがたいそうになって店で購入するようになった。

とんどは1月14日。茅原のような立派なもんじゃないけど各戸21束の藁を持ち寄ってとんどを作る。

翌日の朝はとんどの火で炊いたアズキ粥。ツバキの葉(裏)を皿替わりにして盛るそうだ。

七草粥の日も同じようにツバキの葉のお皿が用いられる。

ススキの茎がお箸で使ったあとは苗代のときに水口に供える。

うちでは今でもやってるでというMさんのお言葉に甘えて取材してみたい。

(H20.12. 8 Kiss Digtal N撮影)