goo blog サービス終了のお知らせ 

マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
すべての写真、文は著作権がありますので無断転載はお断りします。

脇本春日神社大縄掛け

2009年02月16日 08時46分46秒 | 桜井市へ
大縄、サガリ松房、魔よけの矢が整えば春日神社へ行って縄掛け祭典。

一行は大縄とサガリ松房はオーコに担がれて神社に向かう。

一方、魔よけの矢を持つ二人の宮座衆は別行動。

ひとりは一番古い人(当年度で宮座を卒する)で二人目はミナライと称して次の者と決まっている。

魔よけの矢と呼ばれる竹矢は東の黒滝垣内との境界の田んぼにそれぞれ12本突き刺す。

西は慈恩寺垣内との境界だ。

地区に災いが入って来ないよう村の安全を祈り外に向けて斜めに立てる。

12本は一年を表し、閏年の場合は13本立てられる。

大縄掛けは梯子をかけて鳥居際の左右の樹木に取り付けられる。

三つのホングリの位置調整をしてその間に八本のサガリ松房をぶら下げる。

中央のホングリに奉書に包んだ丸い切炭と米、アワ、ムギ、アズキなどの五穀が取り付けられて出来上がり。

祭壇に神饌を供えて神社に向かい神事。

祓えの儀、祝詞奏上などを終えてようやく大縄掛けを終えた。

国道から田園越し見える大注連縄は壮観な風景。

地区の人は誇らしげにしている。

(H20.12.21 Kiss Digtal N撮影)