マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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池ノ内八幡神社宵宮

2009年10月16日 07時48分57秒 | 大和郡山市へ
境内には天頂に御幣を挿し、上から二つ、中は四つ、下が六つの提灯をぶら下げる神楽提灯が立てられている。

池ノ内町の地区を練り歩いてきた子供御輿が八幡神社に戻ってきた。

そのころ拝殿には宮司、巫女とともに自治会役員や祭り関係者が座っている。

拝殿には明かりを点された提灯が所狭しと並んでいる。

今夜は秋祭りの宵宮。



祓えの儀、祝詞奏上、玉串奉奠など神事のあとは巫女が祭祀する湯立て神事に移る。

湯釜には紙片、米、塩、酒の順にぱらぱらと入れられる。

御幣を振る。

東の神社、南の神社、西の神社、北の神社に向かい拝巡して湯立てを始める。

束ねた二本の笹を手に持って湯釜に浸ける。

それを振るようにしてシャバシャバする。

これを地区の人はシャゴシャゴと呼んでいる。



この間、御輿を曳航してきた子供たちは興味津々の顔で拝見している。

巫女は最後に御輿の子供たちや氏子らに一人ずつ頭から鈴を振って心身や交通安全を祓い祈る。

※当日は、映像の公開許可が得られませんでしたが、その後において事情が変化したことからここに許可を得て公開します。(H22.3.13 記)

(H21.10. 3 Kiss Digtal N撮影)