マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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下山と今市のお仮屋

2009年10月21日 07時59分55秒 | 奈良市へ
昨夜から吹き荒れた台風18号の中心部は早朝に三重県に上陸した。

祭りごとや稲が心配されたがさほど影響を受けなかったが、下山で当家祭に先立って行われる禊は川が増水したことから、台風が過ぎ去った昼から行われた。

森本川で手を洗って清めてから河原の石を拾う。

石はこぶし大で三個。

これは杉の葉を敷いた桶に置く。

これは「カミサン」と呼んでいるものでお仮屋に納めるという。

数日前に設えたお旅所(お仮屋とも呼ばれる)が台風で飛ばされんようにと家の中で守っていた今市の当家さん。

新藁を被せた舘の中に分霊神遷しされた唐櫃が置かれ、洗米、御神酒に海の幸や山、里の幸を供える。

体育の日の前日に三つの自治会と合流して春日神社にお渡りをする。

トーニンゴは白装束を身につけるそうだ。

(H21.10. 8 SB912SH撮影)