長谷街道を走っていくと黄色い看板が目に入る。
大きな文字の「スタミナラーメン」が食欲をそそる。
小山戸の聞き取りを終えた時間は丁度昼どき。
久しく出合った調査員とここまで来た。
途中の国道では先日見つけた吉隠(よなばり)際の榛原角柄(つのがわら)の旧暦閏年の庚申さんを確認しておいた。
その後も変わりない景観がそこにある。
スタミナラーメンはどんなものなのか。
「ご注文は」の声に即答で応えたスタミナラーメンは700円。
「どれにしますか」の問い。
なんと5段階の辛さがあったのだ。

無難な2番は普通味。
唐辛子もトウバンジャンも少々の2番目である。
相方は600円のしょうゆラーメン。
出てきた二つのラーメンは見かけが同じ。
辛さが違うだけなのだろう。
焦げ茶色というのか、始めて見るスープ色に味は・・。
ミソなの、それとも醤油なの・・。
トンコツでもなく、ニボシでもない判らない味。
麺の喉越しが良い。
スープにからまってあがってくる。

チャーシュは太め。
トロトロでもない。
ナルトが2枚にニヌキタマゴが半分。
トリ肉までもある。
シナチクにハクサイ、モヤシも入ったスタミナラーメン。
極上とは言えないが、こんなの有りである。
お店のメニューは多種多様。
その中にメニューでもないものが目に付いた。

伊勢大神楽のお札には「守給幸給 伊勢大神楽教社 木村豊太夫納」とある。
ご主人に聞けば春と秋にやってくるという。
春は大祭のころでこの日前後の一週間辺りだそうだ。
お店が服忌のときは断っていると話す当主。
3月12日の目撃譚として書き記した伊勢大神楽はその後も話を聞く機会を得ることができた。
一つは奈良市の誓多林だ。
婦人が話す子供の頃。
大神楽が来たときは「こおーて、こぉーて、納屋に隠れていた」と云う。
年に一回、春の頃だったと思う回顧談。
獅子頭を頭に被ってもらうのだが、母親に云われてそれをしてもらう。
それが怖かったというのだ。
子供にとっては脅威というか怖さが先行していたのであろう。
話では2組の大神楽が来ていたそうだ。
太鼓や鉦の音が風に乗って聞こえてきた。
カマドがある荒神さんで獅子舞が舞って祓ってくれた。
チャビンの蓋のような鉦を叩いて玄関も舞っていたと回顧する。
もう一つは大和郡山市の発志院・中城でされていた大神楽だ。
毎年やってきたという。
新米が獲れたときに回っていたというから神社の秋祭りであろう。
新米を一杯渡したら舞ってくれた。
「獅子頭は子供の頭をがぶりと噛みよる。それをしてもらったらクサにならんという。
「夏祭りでもしていたような気がする」と子供の頃の様子を話す住民の思い出話は20年も前のことだそうだ。
(H24. 4.22 SB932SH撮影)
大きな文字の「スタミナラーメン」が食欲をそそる。
小山戸の聞き取りを終えた時間は丁度昼どき。
久しく出合った調査員とここまで来た。
途中の国道では先日見つけた吉隠(よなばり)際の榛原角柄(つのがわら)の旧暦閏年の庚申さんを確認しておいた。
その後も変わりない景観がそこにある。
スタミナラーメンはどんなものなのか。
「ご注文は」の声に即答で応えたスタミナラーメンは700円。
「どれにしますか」の問い。
なんと5段階の辛さがあったのだ。

無難な2番は普通味。
唐辛子もトウバンジャンも少々の2番目である。
相方は600円のしょうゆラーメン。
出てきた二つのラーメンは見かけが同じ。
辛さが違うだけなのだろう。
焦げ茶色というのか、始めて見るスープ色に味は・・。
ミソなの、それとも醤油なの・・。
トンコツでもなく、ニボシでもない判らない味。
麺の喉越しが良い。
スープにからまってあがってくる。

チャーシュは太め。
トロトロでもない。
ナルトが2枚にニヌキタマゴが半分。
トリ肉までもある。
シナチクにハクサイ、モヤシも入ったスタミナラーメン。
極上とは言えないが、こんなの有りである。
お店のメニューは多種多様。
その中にメニューでもないものが目に付いた。

伊勢大神楽のお札には「守給幸給 伊勢大神楽教社 木村豊太夫納」とある。
ご主人に聞けば春と秋にやってくるという。
春は大祭のころでこの日前後の一週間辺りだそうだ。
お店が服忌のときは断っていると話す当主。
3月12日の目撃譚として書き記した伊勢大神楽はその後も話を聞く機会を得ることができた。
一つは奈良市の誓多林だ。
婦人が話す子供の頃。
大神楽が来たときは「こおーて、こぉーて、納屋に隠れていた」と云う。
年に一回、春の頃だったと思う回顧談。
獅子頭を頭に被ってもらうのだが、母親に云われてそれをしてもらう。
それが怖かったというのだ。
子供にとっては脅威というか怖さが先行していたのであろう。
話では2組の大神楽が来ていたそうだ。
太鼓や鉦の音が風に乗って聞こえてきた。
カマドがある荒神さんで獅子舞が舞って祓ってくれた。
チャビンの蓋のような鉦を叩いて玄関も舞っていたと回顧する。
もう一つは大和郡山市の発志院・中城でされていた大神楽だ。
毎年やってきたという。
新米が獲れたときに回っていたというから神社の秋祭りであろう。
新米を一杯渡したら舞ってくれた。
「獅子頭は子供の頭をがぶりと噛みよる。それをしてもらったらクサにならんという。
「夏祭りでもしていたような気がする」と子供の頃の様子を話す住民の思い出話は20年も前のことだそうだ。
(H24. 4.22 SB932SH撮影)