楠地蔵さんの愛称で呼ばれている地蔵尊は大和郡山市の小泉町にある。
富雄川の小泉橋信号付近にある地蔵さんは小泉町市場の西垣内の婦人たちが管理されている。
当地は富雄川沿いの道路を走る車やJR大和小泉駅に向かう人たちが通る通い道。
通勤、通学の人たちがしょっちゅう通る処である。
「ハイカーも多く通るけど、地蔵さんは見向きもしてくれんでな、宣伝しといてや」と云われて急遽取材することになった。
西垣内の婦人たちは、毎月23日がお勤め。
朝早くからお地蔵さんを奇麗にしている。
婦人は9人、毎月の当番を決めて朝、夕に花を添えている。
座るベンチには座布団も敷いた。
この日の朝もそうしていた。
朝8時には市場の安養寺の住職が来られて法要をされる。
お花を飾って住職を待つ。
時間は刻々と過ぎて朝日が眩しい。
夏の朝日は暑いからと云って、幕ではなくカーテンで日除けした。
そんな話しをしていたときにやってきたご住職。
夏の朝は日差しもきつくて汗が流れる。
地蔵さんの前に座った席はゴザ。
住職とともに婦人も並んで座る。
私らは足を伸ばさなければと、ベンチに座る。
ご住職には団扇で涼んでいただく。
法要はこうして始まった。
往来する人たちは何事かと思われる景観である。
法要をされた一同は揃って手を合わせる。
法要を済ましたご住職はお寺に戻った。

それから、石仏のお地蔵さんに赤いヨダレかけを掛け替える。
婦人たちのお勤めはそれだけでなく、お稲荷さんを祀っている一本松大明神に向かって般若心経を唱える。
かつては当地に立っていた一本松。
枯れて朽ちた後に川沿いに通る道路が拡張された。
その場に建てた社が一本松大明神なのである。

始めに「稲荷祝詞」を奏上する。
「かけまくも かしこき 一本松大神の大前に かしこみ かしこみ申す・・・」。
祝詞の次は三巻の般若心経を唱える。
毎月23日のお勤めも祝詞と般若心経だと話す。
朝の法要は30分で終えたが、婦人たちはこの日の夕刻の一時間前にもう一度集まってくる。
一日に2回目のお勤めは数珠繰りをしていると云う。
(H25. 8.23 EOS40D撮影)
富雄川の小泉橋信号付近にある地蔵さんは小泉町市場の西垣内の婦人たちが管理されている。
当地は富雄川沿いの道路を走る車やJR大和小泉駅に向かう人たちが通る通い道。
通勤、通学の人たちがしょっちゅう通る処である。
「ハイカーも多く通るけど、地蔵さんは見向きもしてくれんでな、宣伝しといてや」と云われて急遽取材することになった。
西垣内の婦人たちは、毎月23日がお勤め。
朝早くからお地蔵さんを奇麗にしている。
婦人は9人、毎月の当番を決めて朝、夕に花を添えている。
座るベンチには座布団も敷いた。
この日の朝もそうしていた。
朝8時には市場の安養寺の住職が来られて法要をされる。
お花を飾って住職を待つ。
時間は刻々と過ぎて朝日が眩しい。
夏の朝日は暑いからと云って、幕ではなくカーテンで日除けした。
そんな話しをしていたときにやってきたご住職。
夏の朝は日差しもきつくて汗が流れる。
地蔵さんの前に座った席はゴザ。
住職とともに婦人も並んで座る。
私らは足を伸ばさなければと、ベンチに座る。
ご住職には団扇で涼んでいただく。
法要はこうして始まった。
往来する人たちは何事かと思われる景観である。
法要をされた一同は揃って手を合わせる。
法要を済ましたご住職はお寺に戻った。

それから、石仏のお地蔵さんに赤いヨダレかけを掛け替える。
婦人たちのお勤めはそれだけでなく、お稲荷さんを祀っている一本松大明神に向かって般若心経を唱える。
かつては当地に立っていた一本松。
枯れて朽ちた後に川沿いに通る道路が拡張された。
その場に建てた社が一本松大明神なのである。

始めに「稲荷祝詞」を奏上する。
「かけまくも かしこき 一本松大神の大前に かしこみ かしこみ申す・・・」。
祝詞の次は三巻の般若心経を唱える。
毎月23日のお勤めも祝詞と般若心経だと話す。
朝の法要は30分で終えたが、婦人たちはこの日の夕刻の一時間前にもう一度集まってくる。
一日に2回目のお勤めは数珠繰りをしていると云う。
(H25. 8.23 EOS40D撮影)