マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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天理三昧田お食事屋さん味きちの味きち定食

2015年04月30日 08時14分30秒 | 食事が主な周辺をお散歩
榛原山辺三のイネコキ取材を終えて山を下って都祁を経由して奈良市の横田町へ向かう。

子供のねはんこでお世話になった家を訪ねる。

この日は会所でお日待ちがあるという先を急がねばならない。

目指すは天理市。

国道を走って兵庫に着くが不在であった。

丁度そのころは昼めしどき。

Uターンして入った食事処はワンコインの500円。

ALL500円のメニューである。

そんな立て看板に惹かれて入った。

入口には「味きち定食」、「お造り定食」、「チキンステーキ定食」、「とんかつ定食」、「スタミナ炒め定食」が書いてあった。

いずれも500円のメニューである。

以前はどんな店だったか覚えてないが、安さに釣られて入店した。

ドアを開ければ「食券をお買い求めください」の表示がある。

券売機を探してみるが、ない。どこにもないのだ。

うろうろしていたら男性店員さんがレジにやってきた。

店員さんは若くない。

レジで支払った500円。

その際に注文した「味きち定食」。

レシートは発行されず、カウンター席に案内された。

店内には二組のお客さんが食事をしていた。

席は多いが、客数は少ない午後1時だ。

注文したメニューを厨房におられた婦人に伝える。

それから6分後にはできあがった。

カウンター席に運ぶのは婦人であった。

プレートに乗せたカップは熱いから気をつけてくださいと云う。



ナスビ・ブロッコリーなどの野菜が入ったチーズ焼きである。

プレートには2枚のメンチカツや二切れの玉子の出汁巻きもある。

細切りしたニンジン・キャベツはドレッシングがかかっている。

定食はそれだけでなく、細切りのダイコンの煮物や茶わん蒸しもある。

さらにはキャベツのサラダや味噌汁椀もある。

さあてどこから食べてみるかという具合である。

アツアツのカップは触らずに箸で摘まんだチーズ焼き。

おそらく温野菜であろう。

ほっこりした野菜に味が染み込んでいる。

とろけるチーズとともに口に入れる。

美味いのである。

小鉢の細切りダイコンとともにご飯を食べる。

これもまた美味しいふっくらご飯。

炊きたてのご飯が美味いのだ。

メンチカツも食べてみよう。

サクサクした衣に揚げたてのミンチカツ。

ぎっしり詰まったメンチ肉に舌が唸る。

出汁巻きも美味しい。

美味い、美味い、の連発である。

さらに美味しく感じたのは茶碗蒸しだ。

この味で500円とは驚き価格。

香物も味噌汁も美味しくいただいた「味きち定食」はときおり出汁ものが替る日替わり定食のようだ。

日によっては、「チキンカツ定食」、「豚しょうが焼き定食」、「焼きそば定食」、「おろしハンバーグ定食」になるらしい。

一品、一品は手作りの家庭料理のようだが、味は保証するレストランの味でもある。

美味しくいただいていた時間帯。

「ごちそうさまでした」と声を掛けて出ていかれたお客さん。

ですが、厨房からの声は届かない。

レジをしていた店員さんの声もなかった。

愛想なし、返事なし、愛嬌なしのお店であるが、実に美味しい家庭料理の味わい。

食べ終わるころには店外に出していた立て看板を仕舞われた。

どうやら14時過ぎぐらいには閉店するようだ。

食事を摂らせてもらった味きち。

その後は行くことはなかった。

半年後の平成27年3月には中華料理店のチャオチャオになっていた。

(H26. 9.27 SB932SH撮影)