我が家の正月はいつも私が家に帰ってからだ。
行事取材は大晦日から正月にかけて。
集中する行事は家の行事。
お家の行事を特別に撮らせてもらう。
これらは貴重なもの。
世代が替わっても続けて欲しいと願うが人、家それぞれ。
第三者がいうべきものではない。
我が家もそうだ。
新婚時代から何年間もかーさんがお節料理を作っていた。
おばあさんが生きていたころは黒豆も煮込んでいた。
何時間もかけて煮込んでいたことを覚えている。
数の子は我が家の誰もが食べない。
食べていたのは私の下の次男だけだった。
酢ゴボウにコンニャク。
我が家のお節は特別これが多かった。
酢ゴボウは極端な酸っぱさはなかった。
コンニャクは甘く煮たものだった。
コーヤドーフもどっさり作っていた。
好みのお節は四角い器に丸ごとそれしかなかった。
とにかく早く売れる。
目が出るというクワイは苦みがあるが、薄味で炊いていた。
中ぐらいの海老は茹でていたような気がする。
栗きんとん、紅白カマボコ、伊達巻、ごまめ、昆布巻きはスーパーで買っていた。
元日雑煮は白味噌味。
二日目はすまし汁だった。
いつしか徐々に変化しだした。
いつからそうなったのかは記憶がない。
記録もない。
写真も撮っていない。
ないないづくしに注文するお節料理に移った。
二日目のすまし汁もしなくなった。
今年の我が家のお節は昨年に続いて林裕人シェフ監修の超特大宝船。
産経新聞夕刊に掲載された宣伝記事に飛びついた。
8月末日までの申し込みであれば、通常価格のところを早割価格の15300円になる。
前年価格よりも500円安い。
1カ月早く注文したらそうなった。
お得で超特大お節料理は送料も代引き手数料も無料だ。
それから4カ月後の12月30日に届いたメインの超特大お節料理。
冷蔵状態で宅配された。いただくのは二日後の元日だ。
それまでは冷暗所で保管しておく。
蔵でもあればいいのだが、我が家はウサギ小屋。
冷蔵庫もさほど大きくないから入れることはできない。
しかたなく、寒い、冷たい廊下の奥で保存する。
そんな場所であっても保冷材は欠かせない。
この超特大のおせち宝船は厳選特産品専門店の大阪市西区北堀江にある「匠本舗」の商品である。
盛り付けのおせちパックは壱ノ重のみ。
標準6.5寸に対して、容量は約3.2倍で横に広がる。
蓋を開けたらどでーん。
びっくりするほど品数多いお節料理のお品書きは・・・。
40gの烏賊雲丹明太和え、40gの帆立の生姜和え、75gのリンゴ金団レーズンのせ、35gの金箔黒豆、25gの松前漬け、40gのチュダーシュリンプサラダ(※1)、3切れの海老袱紗焼き、2個の海老錦手まり、4個のパートドフリィイフランボワーズ(※2)、4個のパートドフリィイグレープフルーツ(※3)、3切れの若鶏ピカタ(※4)、2切れの紅蒲鉾、2切れの白蒲鉾、6本のたたき牛蒡、3切れのスモークサーモントラウト、25gのサーモンディップ(※5)、2切れのライブオリーブ(※6)、35gの紅白なます、3切れの鰆昆布〆(※7)、10gのいくら醤油漬け、20gの胡麻くるみ、2粒のあんずさわやか煮、3切れのサーモン彩りテリーヌ(※8)、2切れの雲丹チーズ寄せ(※9)、3切れのにしんおかか和え(※10)、45gのたら旨煮、1尾のロブスター、15gのわかさぎ胡麻和え(※11)、3個の一口昆布巻、3切れの紅芋栗きんとん寄せ(※12)、2個の若桃甘露煮(※13)、2個のひねりこんにゃく、3本のよもぎ麩含め煮串、1枚の梅麩、3切れの椎茸高野含め煮、3本の数の子醤油漬け(※14)、2切れのトラウトサーモン香草焼き(※15)、2切れのスタフドオリーブ(※16)、2切れの鰆西京焼き、1個の手まり餅、1個の活鮑ふっくら煮、4尾の海老艶煮、2個の金柑蜜煮、2本の日向夏網笠串(※17)の45品目。前年より2品も増えた。
うち17品(※1~17)が新作である。
その代わりと言っちゃあなんだが、「若鶏柚子胡椒焼き、日向夏ういろう、小鯛俵焼、博多焼チーズ、烏賊雲丹かんざし、鮎笹巾着、京梅松葉串、紅鮭スモークサーモン、オニオンマリネ、田作り、梅の華練りきり、かき時雨煮、焼湯葉巻き、梅花人参含め煮、帆立龞甲(べっこう)焼き、紅鮭西京焼き」の16品が落ちた。
メインのお節料理以外に賑わす料理がある。
一つは正月料理のお雑煮だ。
我が家の雑煮は昔も今も変わりようがない。
甘さが若干ある白味噌仕立てに白い餅が1個。
画像ではわかり難いが僅かに焦げ目をつけて焼いてある。
具材は丸く切った正月ダイコンにニンジンとゴボウである。
ダイコンとニンジンで紅白。
祝いの色だとテレビが伝えていた。
では、ゴボウは何、である。
我が家の雑煮はこれにかつお節をパラパラ振る。
これが美味いんだな。
箸休めに買っておいた千枚漬けで口直し。
今回はもう一品ある。
この日に取材した松尾の正月のイタダキ。
その際によばれた雑煮とお節料理。
別品に添えてもらった正月早々に貰った手造りの漬物。
黄色い漬物はたくあん。
私はついついコウコと呼んでしまう。
これが美味いと家族で評判。
箸が止まらないって言っていた。
もちろん林裕人シェフ監修の超特大宝船も、である。
正月はゆっくり食べて買い置きの日本酒が滑るように口の中へ。
酔った加減で初詣に行きそびれた。
(H29. 1. 1 SB932SH撮影)
行事取材は大晦日から正月にかけて。
集中する行事は家の行事。
お家の行事を特別に撮らせてもらう。
これらは貴重なもの。
世代が替わっても続けて欲しいと願うが人、家それぞれ。
第三者がいうべきものではない。
我が家もそうだ。
新婚時代から何年間もかーさんがお節料理を作っていた。
おばあさんが生きていたころは黒豆も煮込んでいた。
何時間もかけて煮込んでいたことを覚えている。
数の子は我が家の誰もが食べない。
食べていたのは私の下の次男だけだった。
酢ゴボウにコンニャク。
我が家のお節は特別これが多かった。
酢ゴボウは極端な酸っぱさはなかった。
コンニャクは甘く煮たものだった。
コーヤドーフもどっさり作っていた。
好みのお節は四角い器に丸ごとそれしかなかった。
とにかく早く売れる。
目が出るというクワイは苦みがあるが、薄味で炊いていた。
中ぐらいの海老は茹でていたような気がする。
栗きんとん、紅白カマボコ、伊達巻、ごまめ、昆布巻きはスーパーで買っていた。
元日雑煮は白味噌味。
二日目はすまし汁だった。
いつしか徐々に変化しだした。
いつからそうなったのかは記憶がない。
記録もない。
写真も撮っていない。
ないないづくしに注文するお節料理に移った。
二日目のすまし汁もしなくなった。
今年の我が家のお節は昨年に続いて林裕人シェフ監修の超特大宝船。
産経新聞夕刊に掲載された宣伝記事に飛びついた。
8月末日までの申し込みであれば、通常価格のところを早割価格の15300円になる。
前年価格よりも500円安い。
1カ月早く注文したらそうなった。
お得で超特大お節料理は送料も代引き手数料も無料だ。
それから4カ月後の12月30日に届いたメインの超特大お節料理。
冷蔵状態で宅配された。いただくのは二日後の元日だ。
それまでは冷暗所で保管しておく。
蔵でもあればいいのだが、我が家はウサギ小屋。
冷蔵庫もさほど大きくないから入れることはできない。
しかたなく、寒い、冷たい廊下の奥で保存する。
そんな場所であっても保冷材は欠かせない。
この超特大のおせち宝船は厳選特産品専門店の大阪市西区北堀江にある「匠本舗」の商品である。
盛り付けのおせちパックは壱ノ重のみ。
標準6.5寸に対して、容量は約3.2倍で横に広がる。
蓋を開けたらどでーん。
びっくりするほど品数多いお節料理のお品書きは・・・。
40gの烏賊雲丹明太和え、40gの帆立の生姜和え、75gのリンゴ金団レーズンのせ、35gの金箔黒豆、25gの松前漬け、40gのチュダーシュリンプサラダ(※1)、3切れの海老袱紗焼き、2個の海老錦手まり、4個のパートドフリィイフランボワーズ(※2)、4個のパートドフリィイグレープフルーツ(※3)、3切れの若鶏ピカタ(※4)、2切れの紅蒲鉾、2切れの白蒲鉾、6本のたたき牛蒡、3切れのスモークサーモントラウト、25gのサーモンディップ(※5)、2切れのライブオリーブ(※6)、35gの紅白なます、3切れの鰆昆布〆(※7)、10gのいくら醤油漬け、20gの胡麻くるみ、2粒のあんずさわやか煮、3切れのサーモン彩りテリーヌ(※8)、2切れの雲丹チーズ寄せ(※9)、3切れのにしんおかか和え(※10)、45gのたら旨煮、1尾のロブスター、15gのわかさぎ胡麻和え(※11)、3個の一口昆布巻、3切れの紅芋栗きんとん寄せ(※12)、2個の若桃甘露煮(※13)、2個のひねりこんにゃく、3本のよもぎ麩含め煮串、1枚の梅麩、3切れの椎茸高野含め煮、3本の数の子醤油漬け(※14)、2切れのトラウトサーモン香草焼き(※15)、2切れのスタフドオリーブ(※16)、2切れの鰆西京焼き、1個の手まり餅、1個の活鮑ふっくら煮、4尾の海老艶煮、2個の金柑蜜煮、2本の日向夏網笠串(※17)の45品目。前年より2品も増えた。
うち17品(※1~17)が新作である。
その代わりと言っちゃあなんだが、「若鶏柚子胡椒焼き、日向夏ういろう、小鯛俵焼、博多焼チーズ、烏賊雲丹かんざし、鮎笹巾着、京梅松葉串、紅鮭スモークサーモン、オニオンマリネ、田作り、梅の華練りきり、かき時雨煮、焼湯葉巻き、梅花人参含め煮、帆立龞甲(べっこう)焼き、紅鮭西京焼き」の16品が落ちた。
メインのお節料理以外に賑わす料理がある。
一つは正月料理のお雑煮だ。
我が家の雑煮は昔も今も変わりようがない。
甘さが若干ある白味噌仕立てに白い餅が1個。
画像ではわかり難いが僅かに焦げ目をつけて焼いてある。
具材は丸く切った正月ダイコンにニンジンとゴボウである。
ダイコンとニンジンで紅白。
祝いの色だとテレビが伝えていた。
では、ゴボウは何、である。
我が家の雑煮はこれにかつお節をパラパラ振る。
これが美味いんだな。
箸休めに買っておいた千枚漬けで口直し。
今回はもう一品ある。
この日に取材した松尾の正月のイタダキ。
その際によばれた雑煮とお節料理。
別品に添えてもらった正月早々に貰った手造りの漬物。
黄色い漬物はたくあん。
私はついついコウコと呼んでしまう。
これが美味いと家族で評判。
箸が止まらないって言っていた。
もちろん林裕人シェフ監修の超特大宝船も、である。
正月はゆっくり食べて買い置きの日本酒が滑るように口の中へ。
酔った加減で初詣に行きそびれた。
(H29. 1. 1 SB932SH撮影)