史料を漁っていたその中の1枚。
キラリと光ったように見えた史料は水間町八幡神社の年中行事。
入手した日付は平成18年10月1日。
その日は月例祭であるが、当人、当家を決めるフリアゲ神事があった。
フリアゲは年番の3人のうち一人の大当家を決める籤引き神事である。
取材に訪れた際、長老の宮総代からいただいた年中行事に、えっ、と思わせる行事名があった。
14年前にもらったときは、さほど気にしていなかった、その行事名は「砂もち」。
今でもされているのか、とにかく出かけてみなければ、と車を走らせた。
懐かしい神社に辿りついた。
久しぶりに見る景観に、14年前にはなかった景観を見る。
手水にあった竹つくりの龍に一目ぼれ。
ざっと境内を見渡せば、昔と同じ景観がある。
ふと気がついた砂山。
参籠所奥にあった砂山が砂もちなのか。それはなんとも・・。
神社を下りて民家におられた男性Tさんに尋ねた「砂もち」。
それは前週にしていた、という。
朝早ように集まった氏子たち。
竹製のモッコに砂を入れて2人がかりのオーコで運ぶ。
境内は砂利敷。
その砂利を、Tさんは「じゃみ」という。
水捌けが良いように砂利敷にしたそうだ。
では、砂はどこへ。
本殿周りに砂を足す「砂もち」だった。
雨で流れることもあるが、落ち葉掃除とともに砂も掃かれて少なくなる。
そのことによって多少の高低差がでる、低いところは雨水が溜まりやすくなる。
年に一度、砂を補充し、農具のトンボで平たんに均す「砂もち」行事である。
購入した砂土は、2tのダンプトラックで運ばれる砂山。
水間町氏子全員が参加する砂運び。
2時間ほどで終えるそうだが、時間に余裕がる場合は草刈りもしている、と話してくれた。
ちなみに、今年はどことも新型コロナウイルス対策に規模縮小、神事だけとする地域が多いなか、水間町の秋祭りは、カラオケ大会など大勢になるイベントは中止するが、当屋による田楽所作などの神事ごとは実施する予定にしている、という。
平成17年10月9日に伺った秋祭り。
奇妙な田楽所作の印象は強く残る。
16年ぶりに出かけてみたい気持ちもあるが、たしか夜中に近い時間帯だったと記憶する。
ただ、今年はカラオケイベントが中止であれば、始める時間帯は繰り上げることも考えられる。
さて、さてどうするか。
(R2. 8.23 SB805SH撮影)
キラリと光ったように見えた史料は水間町八幡神社の年中行事。
入手した日付は平成18年10月1日。
その日は月例祭であるが、当人、当家を決めるフリアゲ神事があった。
フリアゲは年番の3人のうち一人の大当家を決める籤引き神事である。
取材に訪れた際、長老の宮総代からいただいた年中行事に、えっ、と思わせる行事名があった。
14年前にもらったときは、さほど気にしていなかった、その行事名は「砂もち」。
今でもされているのか、とにかく出かけてみなければ、と車を走らせた。
懐かしい神社に辿りついた。
久しぶりに見る景観に、14年前にはなかった景観を見る。
手水にあった竹つくりの龍に一目ぼれ。
ざっと境内を見渡せば、昔と同じ景観がある。
ふと気がついた砂山。
参籠所奥にあった砂山が砂もちなのか。それはなんとも・・。
神社を下りて民家におられた男性Tさんに尋ねた「砂もち」。
それは前週にしていた、という。
朝早ように集まった氏子たち。
竹製のモッコに砂を入れて2人がかりのオーコで運ぶ。
境内は砂利敷。
その砂利を、Tさんは「じゃみ」という。
水捌けが良いように砂利敷にしたそうだ。
では、砂はどこへ。
本殿周りに砂を足す「砂もち」だった。
雨で流れることもあるが、落ち葉掃除とともに砂も掃かれて少なくなる。
そのことによって多少の高低差がでる、低いところは雨水が溜まりやすくなる。
年に一度、砂を補充し、農具のトンボで平たんに均す「砂もち」行事である。
購入した砂土は、2tのダンプトラックで運ばれる砂山。
水間町氏子全員が参加する砂運び。
2時間ほどで終えるそうだが、時間に余裕がる場合は草刈りもしている、と話してくれた。
ちなみに、今年はどことも新型コロナウイルス対策に規模縮小、神事だけとする地域が多いなか、水間町の秋祭りは、カラオケ大会など大勢になるイベントは中止するが、当屋による田楽所作などの神事ごとは実施する予定にしている、という。
平成17年10月9日に伺った秋祭り。
奇妙な田楽所作の印象は強く残る。
16年ぶりに出かけてみたい気持ちもあるが、たしか夜中に近い時間帯だったと記憶する。
ただ、今年はカラオケイベントが中止であれば、始める時間帯は繰り上げることも考えられる。
さて、さてどうするか。
(R2. 8.23 SB805SH撮影)