マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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十津川遊び2019p1

2021年06月01日 10時01分24秒 | もっと遠くへ(十津川遊び編)
「みなさん、ご心配かけて、すみません。本日は整形外科医師の診察。昨日は消化器内科医師の診察でした。特に重大なことは告知されませんでしたが、胃カメラ大腸内視鏡検査の結果によれば、治療を要さない小さな良性のポリープが数個。取り除く必要は、なし・・。MRI検査の結果では、膵臓に小さなのう胞が認められましたが、現状では治療を要するものでもない状況。
ただ、異常があったとしても、症状の出ない、発覚が遅れやすい、物言わない膵臓だから早めの検査をしておいた方が、今後のためにいいでしょう、と半年後のMRI検査およびCTエコーの検査日を定め、状態の変化具合を定期的に診ていきましょう、ということでした。こんなことがなければ、定期的な検査は、することもなかった検査はありがたいことだ、と思っています。
で、腰痛の方ですが、起き方さえ上手くいけば、痛みもなくトコトコ歩きで移動はできます。日々の体験上でわかったことですが、起き方を誤って、無神経にちゃっちゃと、身体を斜めにしたときに筋肉痛が走るようなので、これさえ誤らない限り、湿布と日にち薬しかないね、と伝えられた整形外科医師の判断です。
長時間、椅子に座った状態でパソコン操作などをしているとき、次第に腰が痛くなるので、立って腰伸ばし。一般的に、ビジネスマンにありがちな一時的腰痛のような感じです。ちなみに診察医療に、病院、自宅を往復する軽バン車の運転時。特に、腰の負担もなく、悪路を走っても、腰に与えるビビリ感もなく、ラクラク走行の運転をしています」と、近況便りを、SNSで伝えた「十津川遊び2019」出発2日前。

参加者のみなさんたちに伝えた身体状況である。

令和元年の参加者は8人。

私が運転する軽バン号に同乗する仲間は、MさんにAさん。

近鉄電車の大和高田駅で合流するSさんが運転する普通車に同乗してもらうのは、UさんにFさん。

別途、普通車1台で、夕刻の宿泊地に直接会うT夫妻を入れた8人メンバー。

今年は、娘さんのMさんはボーイスカウト活動日と重なり、敢え無く不参加したW夫妻。

また、久しぶりに会えるね、と連絡があったYさんは、仕事の関係で都合がつかず、最終的に不参加。

前年に初参加したKさんは、キツい車酔いに、もう勘弁してくれと、辞退した。

次の日の29日の午後4時にかかった電話は、民宿津川の姉ねーちゃんからだった。

「今から堺出んねんけど、明日は大丈夫?釣り客みなキャンセルやし・・」と、伝えてきた。

朝は雨量規制によって道路は一部閉鎖。

大字小原168号分岐である。

他に、工事規制が数か所もある雨量規制。

昼間は、晴れ間になったよ、と民宿津川に居る妹ねーちゃんからの情報もあった。

明日の予報は、曇り空。

行けそうな雰囲気と判断し、明日はよろしく、お願いします、と伝えた。

ちなみにトップの写真は、地元にある大型スーパーアピタで買った三輪山本のにゅうめんバラ売り4品セット。

毎年お世話になっている民宿津川さんへの手土産。

最近は、このセットが固定化しつつある。

原材料は三輪山本のにゅうめん。

いわゆる素麺であるが、暖かい汁椀でいただくにゅうめん。

バラエテイに富んでいるし、日持ちもするので喜ばれると思って、そうしている。

明朝、早めに我が家に来てくださるAさん。

酷い腰痛に悩まされている私に力仕事を貸してくださる。

応援しますからと、連絡してくれたのが嬉しい。

毎年の十津川ツア―に活躍してくれる遊びの道具類。

出発前日の30日。

2階部屋押し入れの天袋に収納しているツアー道具。

軽い道具ならスペース十分の天袋にみな入る。

クーラーボックスは2杯。

袋に収納した煮炊き物の鍋やフライパン、包丁、まな板、ボウル、箸、スプーンなどの調理道具。

火を起こす持ち運びできるカセット式ガスコンロに燃料のガスボンベの他、洗い物、ゴミ収納用具など多種多様。



重たい道具は二つ。

一つは、天から降ってきた、神さんから贈り物だと思っている折りたたみ式の椅子、テーブル一式に、W家が、どうぞ使ってください、と受け取った折りたたみ家型タープ。

日除けにも急な雨にも助けてくれるありがたい家型タープもある。

これらは重たいから天袋収納ではなく、折りたたみ式の椅子、テーブルは常時、軽バンに積んでいる。

家型タープもまた重たい。

腰痛の私では持ち上がりもしないほどの重量。

これは2階洋室に床置き。

積み込み、或いは積み下ろしに収納もまた毎年が力仕事であるが、年々において体力減衰に悩ませている。

そのことを訴えたら、応援すると手を揚げてくれた。

出発前日の午後3時。

家型タープを除いて、道具をみな下ろした場は玄関の上り口。

家人に手伝ってもらって玄関に集約した。

そのプロセスに発覚した買い忘れの道具。

点検したら、補充すべき用具がいっぱい見つかった。

一つ、カセットコンロ用のガスボンベ。

3本セットを、途中下車に食料を仕入れるイオン五條店で購入。

他にも、あるある。

割り箸、レジャーアルミ皿、大・中大きさのペーパー皿などなども・・・

そして、出発日の8月31日の朝。

午前8時10分、自家用車に乗ってやってきたAさんとともに軽バン積み込み作業。



最後に入れた家型タープ。

ずっしりと荷重がかかる後方キャリーエリアは満杯だ。

積み終えた時間は午前8時20分。

Aさんが乗ってきた愛車は、我が家の駐車場で一泊。

運転してきたAさんを載せて向かう先は、京都からやってくるMさんが待つ近鉄郡山駅。



おはようの挨拶も、そこそこに再出発した時間は8時35分。

目指すは大和高田市・近鉄大和高田駅前タクシー乗り場あたり。

先に着いて待っていたのはUさんにFさん。

到着した時間は、午前9時16分。



停車した場所は、なんと奥まったところに建っていたKOBAN前。



ここで停車するのもなんだか、ちょっと、と思って停められる場所をUさんが探してくれた24時間パーキング設備は“近鉄大和高田駅前駐車場”。

なんと、最初の30分は無料ですって。



ありがたく感謝する駐車場運営。

初めて知った。

通行の邪魔を避けて停車した車。

たまたまの空きタイミングにラーキーな駅前駐車場にちょっとだけ駐車。

ありがたく利用させてもらった。

S号を待つ間に見る国道向こう側の施設は大型ショピングモールのトナリエ大和高田を見ていた。



平成30年11月5日のグランドオープンを経て11月23日に開業した施設

前施設のオークタウン大和高田は老朽化。跡地利用にできたトナリエ大和高田であるが、もっと以前はユニチカ(株)大和高田工場(旧大和紡績)。

昭和44年4月から45年の6月までは、ユニチカ(旧日本レイヨン)宇治工場の寮生活に居た私にとっては社名の響きが懐かしい。



午前9時16分、そうこうしているうちにS号が到着した。

大和高田を再出発してからすぐに着く御所市野口にあるガソリンスタンド。



ほぼ予定通りの9時46分に着いてガソリン補給。

トイレをお借りしてすぐさま走る。

目指すは五條市今井にあるイオン五條店。

ここら辺りでは最大手スーパー。

ニチイからサテイを経て現在に至るイオン五條店

食料品は朝7時から夜9時までだが、以外の品々は朝9時から。

食事処や専門店の開店時間はそれぞれ。



うどん・そばに丼ものにランチ・デイナーもある和風食事処の「四六時中」は朝の10時半から。

年中無休の和食店「四六時中」は、全国に展開するイオン系列店らしい。

機会があれば、牛ぶっかけおろし温たまうどんでも食べてみるか。

それはともかく、10時20分より、買い出し、買い出しにイオン五條店の買い出し・・・。

食料品はFさん指示のもと探し回って・・魚肉・加工品コーナーチルド製品など。

梅干しは却下されたが、今回初の牛肉希望を認可。



と、いうことで、今回購入の食材は、128円×2のTVチルド餃子、498円の塩味えだ豆のボリューミィ冷凍食。

https://blog.goo.ne.jp/mnjr05gob/e/6684b457e811c9b911f25a54f98ec80f

198円のTVビタミンD入りたまご白10個入り、36円×2のTVもやし、288円のキャベツ、376円×2の豚小間切れ、515円の味付けステーキ用牛肉、510円の牛肉味付肩ロース・カット肉、473円の国産若どりもも肉、278円×2の丸大燻製屋あらびきウインナー。



198円のまるちゃん3食塩焼きそば、158円の名城3食焼きそば、96円のきゅうり×3本。

68円のたまねぎ×2個、38円のにんじん、100×2のさつまいもに276円×2のTV板氷。

運転手用に調達するノンアルコールはバラ買い。

いろいろ缶ビールはオール350ml、548円のサントリーオールフリーRに6、578円のアサヒ極上<キレ味>、578円のキリンののどごし、578円のサントリー金麦、598円のマグナムドライ本辛口に12本入り1038円のキリンラガービール、12本入り1058円のキリン秋味、不足補充の紙コップも調達。

備品などもいろいろ購入する。

427円の大3枚入りのパーテイプレート皿、288円のTVJPプレート22cm、148円のTVペーパープレー18cm、128円の50個入りTVペーパーカップも買った総額は、税込み13613円(※税抜き1260円)。



支払いはSさんのキャッシュバック2割付きのクレジットカード支払いが見込まれることから、ざっくり計算させていただき、12000円を調達、後に清算した。

イオン五條店を再出発した時間帯は11時15分。

買い物時間は55分間。

昨年とほぼ同じくらいの1時間を要した。

買い物数が、少ないわりに、なんでこんなに時間がかかるんやろかねぇ。



「大塔コスミックパーク星のくに」隣接施設の道の駅「吉野路大塔」に着いた時間帯は11時50分。

ここまで、ほぼほぼ予定通り。

トイレ休憩に撮っておいた洋式便器仕様。



介護優先身障者用トイレも一般用もシャワー付きウオッシュレットトイレ。



ありがたい設備ですが、イオン五條店は、なぜに旧態依然の洋式便器仕様。

出たいモノが引っ込むやないですか。と、Mさんの声・・・。

確認はしなかったが、介護優先トイレ室も同じやろか?。

ネット調べによれば、平成30年12月10日から翌年の3月末まではトイレの改修工事をしていたそうだ。

ウオッシュレットトイレはその際に機能アップされた模様。

だから、翌年には、利用させてもらうことになるだろう。



12時40分、てなこと、いろいろあってやっと民宿津川に到着した。

民宿津川のねえーちゃんに顔出し。

七夕詣でのように年に一度のご挨拶だ。

久しぶりのご対面に、挨拶がてらの手土産を手渡し。



その際に伝える、身体状況。

2週間前に陥った尻もちに、今もなお腰痛に悩まされる現況を伝えた。

「今年もこれからあそこへ行くんやろ、明日の食材は大型冷蔵庫に預かっとくから」と、いつものご厚意に甘える。

村指定の黄色いゴミ袋をもらって、男の料理作りに、いざ出発。

いつも利用させてもらっている内原の広場が、なんとロープを張っていた。

キャンプ禁止の札もある広地。

なんらかのトラブルがあったと推測できるキャンプ禁止札。

考えられる原因の一つは花火。

ピュー、ピューの打ち上げ花火の音もあるが、喚き声に悩まされた。

もう一つの原因は広地で夜中にカラオケをしでかした。

三つ目に考えられる原因はゴミの放置。これだね。

今はどうなったのか、その後の状況は聞いていないが、ある村の声。

県内南部に流れるすごく奇麗な清流にキャンプを張った連中はゴミ放置どころか、キャンプ道具まで捨てていった事例がある。

ある村だけでなく、あの村も、この村も・・多々聞かれる放置族に悩まされたことのある汚れたキャンプ事例である。



早速始める作業はタープの組み立て。

昨年の十津川遊びに参加してくれたWさん夫妻が、子どもだと思っていた娘さんも大きくなり、使わなくなった家型タープをいただいた。

今朝、出発時の積み込みに、Aさんが声を揚げなかったら、忘れてしまっていたであろう家型タープが、無事に着いて、ここにある。

みなは、慣れた手つきで組み立てるが、1年も経過すると、細部の取り扱いが思い出せない。

みなであーや、こーやと言いながら組み立てたタープ。

暑い日差しを遮ってくれるし、俄か雨が降っても多少の雨であればぬれずに済む。



そのタープの下にセットするのが椅子付きの組み立て式テーブルだ。

平成29年の8月17日

介護に訪れた団地に、偶然見つけた夢のお告げのアウトドア用品。

それが組み立て式テーブルだった。

早速、その年の9月30日にお告げの用品が内原に登場した。

今回で3回目になる再活躍する組み立て式テーブル。

次第にガタがきている。

キッチリ締まらないから透明な強力テープで貼り付け抑え。

それを剥がしてからちょいちょいと組み立てするも、なんとなく歪みがわかる。

純正部品の細いボルト・ナットが外れかけ。なんとか誤魔化してセットしてみたら保持できた。

他にもわけのわからないパーツが落下。

部品はどこに使うのか・・。

支度ができたから調理にかかる。

カセットコンロにボンベをセッテイング。

調理用具はフライパン一枚。

火付け具合を確かめて、さあ何を・・。

実は、みなに食べてもらおう、と持ってきたんですというSさん。

お家で作ってきた鶏の手羽先の燻製。

買った燻製調理具で作った燻製手羽先。



そのまま口にするよりかは温めた方がさらに美味しくなるだろう、とフライパンに並べた。

ほどほどに焼き具合にえー色つき。

食をそそるあめ色の燻製手羽先は、ペーパータオルで掴んでがっつりいただく。

これが、実に旨いんだ。

店屋に出したら買う人もいるんじゃないか、と思えるくらいの旨さ、である。

大量に作った自家製燻製手羽先。

半分残して翌日廻し。

燻製焼きと同時平行に準備した冷凍食品の塩味えだ豆。



ボウルに落としたえだ豆に水入れ。

トイレ横にある蛇口から注がれる水は電動ポンプが吸い上げるの川の水。

ここ滝川の清流はとても奇麗。

純粋な川の水はほんとに助かる。

冷水で冷凍戻しをした塩味えだ豆をつまみ食い。

一口食べて水っぽいとわかる食感。

結果的にはもう遅しの塩抜き。

袋から出さずに袋ごと冷水に浸けて戻すだけでよかったんだ。

ところが、だ。

溜まっていた水を捨ててしばらく放置した塩味えだ豆が旨味を増した。



塩味が戻った塩味えだ豆は、手も口も止まらない味になっていた。

調理を要する焼肉が初登場。



味付けステーキ用牛肉に牛肉味付かたロースカットはパック入り。



どちらがどれだかわからないが、やや大きめの味付け肉はさらにカットして一口サイズにしてフライパン焼き。

頭から野菜がなかったものだから、フライパンにあるのは肉、肉、肉ばかり。



カット野菜がまったくない焼肉オンリー。

意外とこれが柔らかくて美味かった。

焼けるまでの時間待ちにちょっとしたおつまみ。

酒のやまや、とか、百均のダイソ-、セブンイレブンで買っておいたおつまみ類はその間のお口を潤す。

ちょっとしたときに食べたくなるおつまみ。

これはいけると思ったときに買っておいたのだが、腰椎を痛めてからは体調不良の食欲不振。

朝、昼、晩食でさえ、これまで食べていた量の半分以下になった。



主が食べられなくなったおつまみ・・本日、ちょっとだけに口にしたら美味しいやん。

特に美味かったのは関西人なら誰でも知っている紅生姜の天ぷら。

その味がスナック菓子になって売っていた。

思わず手にして買った商品パッケージに「サクサク しょうが」がわかるだろうか。



ペロっと食べきった味付け肉の次の料理は・・・ソーセージ焼き。

油はひかなくともそのまんまフライパン焼き。

焼ける時間によって切込みを入れたソーセージが姿を変える。

足を広げたソーセージ。



イカに見えるか、それともタコの足か。

ニンジンに玉ねぎ野菜に包丁切りする次の料理はなんだろうか。



細切れ豚肉も混ぜ込んで炒めたところに玉子を散らしてできあがった野菜炒めだ。



次はイオンのトップバリューチルド餃子。

説明書きに“油、水いらず”とあったようで、チルドのまんまフライパン焼き。



ところが、焼けるにつけて焦げていく・・・。

これじゃぁ、いかんと、急ぎ遽水入れ焼き。

できあがったチルド餃子の味はそこそこいただける。

料理長のFさんが言うには、蓋がなかったので蒸し焼きにならんかったそうだが、食べられないほどでもないし。

ちなみに、ネット情報によれば2通りあるそうで、皮はもちもち食感にする場合は水あり、パリッとした皮を希場合は水無しで、どちらも蓋で蒸し焼きとあった。



天候に恵まれた時間から打って変わって本降りになった午後の2時40分。

雨降りになってもめげずに、この日の〆を飾る料理は、東洋水産・マルちゃんの塩焼きそば。



満腹やからもう入らんど、といわれても調理が始まる。

先に炒めておいた細切れ豚肉キャベツを塩焼きそばに落として絡める。



箸で掬いあげて満遍なく焼くが、フライパンからはみ出しそう。

そこにパラパラ振りかけた塩味の粉スープ。



焼いて混ぜて、焼いて混ぜて、できあがり。

意外とこれが美味かった。

今年は、ほんまにタープが役立った。

なんの手伝いもできずに、車内でぐったり。

なんせ力がまったくでない。

どうかしてるぜ、と嘆きの声が漏れそうな我が身体。

十津川遊びを終えた10日後に通院した医師の判定は血液不足。

血液検査でわかったヘモグロビン数値は危険度高い6.7のド貧血状態

十津川にいたときのヘモグロビン数値は測っていないが、身体の具合からみて、まだもっと下の数値だったと思う。

貧血の根本原因は内痔核出血によるもの。

衝撃的な腰痛によってストレス性便秘に伴う出血が原因だった。

過去、何度も繰り返す症候であるが、鉄分補給の薬剤効果が利いて、なんとか救われてきた。

今も鉄分補給しているが、10日に薬を倍増してもらったのでご安心くだされ。



それはともかく〆になるはずだった塩焼きそばが予想を覆し、土砂降りタープのなかでパクパク。

別腹に入っていったんやろか。

またもや料理人が動き出したほんまの〆は、とん平焼き。



フライパンに広がる玉子に細切れ豚肉。

味付けは塩、胡椒だけやん。



できたとん平焼きは、卵の量が少なかったようだ。

そのころに現れた一人の男性。

内原のトイレ利用に立ち寄ったと思われた、その男性が用を足したトイレ籠りは、わりあいに長かったように思える。

すっきりした顔で出てきたかどうか、車中の私は確認できない。

乗ってきた軽トラに乗車してここを去っていくかと思われた男性。

一旦は運転席に就いたものの、ドアを開けて・・。

少しずつ近づいてくる男性が、みなに声をかけたようだ。

その返答かどうかわからないが、運転手はノンアルコールを飲んでいると、空き缶を見せたようだ。

それから話題は・・・あれこれ、かれこれ・・・。

そのうち、この日の泊まりは民宿津川と話したら、妹のねーちゃんがコワイといったそうな。

男性は村の人に近い人のように思えるが・・・。

片付けに入っても立ち去ることのない男性の目的はいったい何者?。



午後3時半、雨降るなかのタープや組み立て式キャンプテーブルの後片づけ。

身体が動かないから申しわけない。

片付けている間に件の男性は軽トラに乗って立ち去った。

あの会話は何だったのだろうか。

不審が残る動きはもうひとつあった。

軽トラに乗りこんだらすぐにでも走り去ると思っていたが、そうでない。

車中に座ったままの数分間。

様子を伺うことはできないが、スマホか何かの操作をしているように思えた。

不審な気持ちは拭えないが、食事を楽しませてくれた内原を出発した時間は午後3時40分。

途中で民宿津川に立ち寄り、黄色いゴミ袋をゴミ収集場に寄せた。

再び車を走らせた目的地はいつもと同じくホテル昴の湯。



男性が云っていたように、ホテル昴の湯の入湯受付は午後5時まで。

貼り紙をしていたから会話内容は正しかったのだ。

受付〆までは余裕の時間がもって着いた午後4時20分。

入浴セットを抱えて入湯料を支払う。

民宿津川でいただいた優待券を利用すれば、入湯料が800円のところを300円引きの500円になるありがたい優待券である。

昴の湯を出発した時間帯は午後5時25分。

ゆったり湯舟に浸かって疲れは消え、ロビーで寛ぐ癒しの時間をたっぷりとっていた。

民宿津川に戻ってきた時間帯は午後6時ころ。

電話がかかってわかったT夫妻は、午後5時50分ころに着いていたそうだ。

津川で合流したら部屋割り。

ねーちゃんは、例年とおりの適当な部屋を見繕ってくれていた。

部屋にはすでに布団も敷いてある。

しばらくしたら晩食の宴が始まる。

食事は午後7時前。



テーブルには美味しそうな料理が並んでいる。

準備するのは瓶ビールにグラス。



早速の一杯に注ぎ交わす。

天ぷらに天つゆもテーブルに置いて乾杯。

私といえば体調不良で、用意してくださった低床型の椅子に座らせてもらう。



鍋はいつもと同じシシ肉鍋。

親父さんは鉄砲打ちの猟師だった。

山行きに獲った獲物は猪。

血抜きした猪は部位ごとに切りさばいて冷凍保存。

食べるころには赤身に脂身が美しい猪肉が登場する。



現役を退いた今は、知り合いの猟師から入手した猪肉。

料亭のような奇麗な牡丹鍋にはならんが、美味さは間違いない。

シシ肉は、特に白身の脂身が決め手。



甘味のある脂身が美味いほどにシシ肉は美味しくなる。

味噌仕立ての鍋に投入して野菜なども盛り込んで煮込む。

白菜に青ネギ、人参に椎茸や油揚げ、豆腐なども入れ込んで煮る。

ぐつぐつ煮込んでできあがり。



箸が鍋に集中する。

量が多いから、何度も追加投入して煮込むシシ肉鍋料理。

そういえば表の看板は消えてしまったが、「ぼたん鍋あります」があった、かれこれ40年前の民宿津川を思い出す。



ぼたん鍋看板は見つからなんだが、懐かしい平成19年8月26日の映像が・・。

駐車場に下りるところにあった「民宿津川 岩風呂 いらっしゃいませ」看板がありましたな。

アユ釣り名人が釣り上げた滝川の鮎。

あの豪雨から立ち直った滝川の鮎が塩焼きになって戻ってきた。



次に登場した民宿津川初の燻製もの。

鹿肉を丁寧に燻した燻製鹿肉が実に旨い。



食欲不振だった私であるが、これは美味い。

昼間はSさんがもってきてくれた自家製の鶏の手羽先も美味かった。

十津川で2品の燻製を食べさせてもらって、また来たくなる十津川遊びの夜がふけつつ・・。

時間帯は午後7時半、である。

この日は他に泊まり客のいない民宿津川にねーちゃんが動く。

今夜の料理はみなテーブルに出した。

私らも飲みたいから一緒に、といって席に就く二人のねーちゃん。



乾杯に勢いがある。

この時間帯からは、しごく盛り上がったこの日の夜宴。

話が弾んで過去形の話題。

今から40云年前。

電車、バスを乗り継いでここまでやってきた。

たしか22歳かそれくらいだった若いころだから、46年前。

Mさん他、仲の良かった嘱託さんとともにしたバス旅。

昨今は、テレビでも度々取り上げられる和歌山新宮行の日本一長い路線バス路線

有名になったものだが、当時は地元民が生活のために乗り合う路線バス。

3交替の夜勤明けのその朝、近鉄八木駅から乗り込んだ路線バスの出発地は近鉄奈良駅前(※現在の出発地は大和八木駅)だった。

乗車した人たちはみな座席に座っていたが、私とMさんは若かったから、吊り輪持ちの立ちんぼ状態だった記憶がある。

途中に停まる停車駅は、五条バスセンターに谷瀬吊り橋のある上野地。

運転手が長時間の休憩をとる停留所。

交通ルートは今のようなアスファルト舗装されていた地道。

土埃りをあげる地道に後ろにつく車は難儀した十津川道路の国道168号線。

くねくね国道だった十津川路線は、生活道路。

病院行きとなれば、北は五條病院。

南は和歌山まで。

豪雨などであちこちが山崩れなったあの大災害に生活道、命を繋ぐ緊急輸送道路は閉ざされた。

それ以前の平成8年に事業化、14年に工事着手した工事はトンネルに高架橋梁工事。

8年前の平成23年9月初めに上陸した台風12号による影響で起こった紀伊半島大水害は甚大な被害をもたらしたことによって工事に拍車がかかった。

主要幹線道路の全線開通はもう一歩であった。

昴の湯に向かう道にトンネル工事を見た。

もうすぐ完成といえる状況だったそこは平谷-折立区間。

豆市トンネルを抜けたら十津川温泉郷、つまり昴の郷がすぐ近くになる。

その区間の開通式、令和元年9月16日に開通

開通を祝って式典が行われたとテレビ、新聞が伝えていた。

来年になるが、到着時間がまた短縮されるので楽しみにしたい。

話は戻るが、40年前の民宿津川にはねーちゃんらの姿は見たことがない。

そのことを聞いたら、中学生になったら家を離れて寮生活に・・。

どうりで見なかったはずだ。

午後8時40分、話題は尽きない。



空になった瓶ビールが11本。

テーブルにはトリスハイボールの空き缶も見える。

この夜の飲酒量は翌朝になってわかったが、瓶ビールが14本にチューハイはなんと、16本だった。

と、いうことは午後8時40分の時間帯は途中の通過点。



盛り上がる話題についつい忘れがちになっていた陶板焼きに火が入る。

蓋を開けたらむちゃ旨そうな牛肉盛り。



どっさり盛ったもやしの上に被せたえー色合いの牛肉。

民宿津川の初物が焼けてジュウジュウ。



ポン酢に浸けていただいたら、ほんまに旨かった。

食欲不振だったが、こればかりは見逃せない旨味の牛肉を味わっていた。

それからも延々と終わりのない宴に、仕事の都合で来られなかったYさんからの電話もあった。

それから数十分経った午後10時15分。

〆の準備に入ったのかどうかわからないが、呂律が・・・。

その2分後に沈没したとさ・・。



昨年、先に沈没したのはFさん。

今回、午後9時半が沈没だったのはAさんだ。

翌朝朝食を朝8時に設定し、就寝解散した午後10時半。

2階に登れない身体のことを思ってくださったねーちゃん。

懐かしい1階の部屋に布団を敷いて持ち物も移してくれたのが嬉しい。

ところで民宿津川のフリーWi-Fiネット環境に新ものが登場していた。



昨年までは別途のシステムSSID(※atermSSID)だったが、勝手に引き込まれて自動設定された「NARA_Free_Wi-Fi」。

帰宅後に調べてみたら、アクセスポイントは主に奈良駅周辺から奈良公園一帯を中心とするエリアだった・・。

なぜにこんなに遠い十津川村の民宿でも使えるのか、さっぱりわからん・・。

(R1. 8.29、30、31 SB805SH撮影)


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