銀座JAZZフェスティバルが3回目を迎えました。申し込むと抽選で一流のミュージシャンの席が無料で確保できるし、オープンの場所でも同じミュージシャンの演奏が楽しめる素晴らしいフェスになってきました。
1回目は三越百貨店の入り口を場所に選んだりして人数を考えていなかったり、会場が狭いので抽選であったた物しか見れなかったりしました。
2回目の昨年は当たったカイ・イーストウッドだけしか見れず不満が残りましたが、今年は楽しい一日を過ごしました。
まず抽選で当たっていた『フラビオ・ポルトロ』が12時半なのでその前に築地で寿司を食べることにしました。残念ながら調べたところは見つからず、時間もないのでこんなマグロ解体を見せているところでいただきました。(結構高い)
そこから近い時事通信ホールは昨年と一緒です。整理番号があるのでそれで並び方を変えるのですが、早く行っても後ろの方、遅くても前にこれる人がいますが、全てがそれで管理できないのでもう少し考えたほうがいいと今年も思いました。場所がコンサートようではないので待つ人の対応が難しいと思います。時間を切って整理番号の枠をつなげるなり、でも大変だと思います。スタッフの方にはありがとうございます。(無料なんです)
私は100番台の番号で前の方の席につけました。
フラビオ・ポルトロ(イタリアのトランペッター)の演奏が抽選で当たりました。
トランペットとピアノトリオのカルテットで、このための特別グループだそうです。ピアノのFrank Woesteは新作を購入したばかりのピアニストでアルバムではエレピとピアノ同時に演奏する人です。
『Trumpet Legacy』があるので期待が大きいのですが意外とハイノートを使わず、
センシティブでした。2曲目の明るい曲がいいと思います。
ピアニストのFrank Woesteは4曲目のソロいいと思いますが、強いタッチのヒット感はなく、静かな曲でとてもきれいなので半分良かったという感じです。
娘さんの名のシェナという曲がとてもハートフルでよかったのですが、ドラムスのセットが古いというか、セットのドラムの張り方がゆるく音が気になりました。ベースの技量もちょっと落ちるようで、なお電気を入れているので面白くありません。 お昼に飲んだビールが効いて来て眠い、今年もこの程度かと思いました。
ポルトロがすんで、次は整理番号のない会場でエリック・レニーニの演奏があります。歩いて5分ぐらいの松坂屋百貨店の屋上で、行きますと列の150番目ぐらいに並べました。これで希望の2つを見ることが出来ます。
フェスティバルらしくなってきました。おかげで前から3列目で見ることが出来ました。
ポルトロがちょっと欲求不満でしたので、ここで盛り上がりたいし、役者は最高でしょう。
でかいレニーニが出てきて、3列目もちろんピアノがよく見える位置を取りましたから解りますが、デカイ、親指が鍵盤の幅と同じぐらいと見えます。
まずレニーニのピアノトリオで2曲、スピーカーでの音へミキシングが大きく、すぐ近くでスピーカー音が強く、少し参りました。いまさらどうしようもない、レニーニのソロが素晴らしいので慣れるしかありません。
ベースはマイクで音を拾ってくれるので、良い音でうれしい。2曲のトリオ演奏の後Stephane Beimondeが登場しペットとフリューゲルホーンで2曲演奏します。
続けてトランペットのカルテット聴くこととなり面白いことになりました。
ポルトロは技量があり演奏に余裕がありましたが、いまいちエキサイトしなかったのに比べ、こちらのベルモンドはフレーズ多くない割りにハイトーンで強く表現したり、ハートが強く感じ、やはりjazzはこちらのほうが面白いと感じました。
音程高くなると顔が真っ赤になって、それに比例してメロディーが気持ちよい。
5曲目のカッコ良いレニーニの出だしから(彼の新しいアルバムの曲が主体です)素晴らしいソロ演奏が続きます。前から3列目で控えのテントの中まで見える場所ですが、熱心に聴く人が見えます。なんとさっき見てきたフラビオ・ポルトロが調子をとっています。楽屋が見えるのって楽しいですね、やはり聴きに来たと思っていると、それに気が付いたBelmondoが“変われよ!”と大きなジェチャー、面白くなってきました。
6曲目はflavio Boltroがペットを持って現れ、逆にStephane Belmondoは楽屋へ降りて1曲演奏します。先ほどの演奏に比べてこちらとても力が入っています。ここで顔も赤くなる演奏になりました。
ありゃ、気が付けばマイクが2本立っています。何だ最初から予定の参加だったみたいです。(どちらにしろうれしい)
レニーニのピアノはソウルフルでその底にリリカルなところが残りパワーとセンスの微妙なというより、パワーに繊細さが加わった演奏で終始素晴らしいものでした。
最後の曲ではトランペット2人の競演でこのフェスでも一番のステージになったと思います。余裕、自由のBelmondoと技量、緊張のBoltroがレニーニのブガルーの楽しいメロディーをユニゾンで吹き始めると、これは素晴らしい。その後のレニーニのピアノソロでのバックアップなど楽しく見れてこれは得したというステージになりました。サイン会とその後のそれぞれの演奏があるためアンコールはかないませんでしたが、凄いのを聴くことができました。
屋外なので寒くなり、レニーニにちなんで後はベルギービール(ビールのシャーベットもある)を飲みに行こうかといっていたのですがやめました。(家に帰ってチゲ鍋にしました。)
ちょっと山野楽器によって3つ拾ってきました。GINZA INTERNATIONAL JAZZ の公演は全て無料なので、お昼のおすしが1万円ぐらいしても、山野で7千円ぐらい払っても、納得が残る11月の正しい銀座の歩き方でした。
1 Flavio Boltro tp
Frank woeste piano
Diego Imbert bass
Francesco Soutgiu drums
2 Eric Legnini piano
Stephane Belmondo tp,fh
Mathias Allamane bass
Franck Agulhon drums
アルバム
Emil Viklicky trio COOKIN'in BONN
Midhs Piatigorsky Uncommon Circumatance
Louis van Dike SEPTEMBER