JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

パリだから New Era / Tigran Hamasyan

2007-11-28 21:51:06 | 聞いてますCDおすすめ


Tigran Hamasanの新しいアルバムがリリースされる、なお且つMoutin兄弟がバックだとあってショップに行く度に観ていましたが、ありました。こんなに急に人気ピアニストになるとは驚きですが、1曲目の張りのある、聴く人を絡め採るようなフレーズ健在です。ベースのFrancoisも全力のソロ気合が入っています。
2曲目はちょっとエキゾチックにして、しかし中でのピアノソロははっきりと技量とメロディの深さを感じさせる演奏です。ハモンドみたいに聴こえるのはkeybordsなのでしょうか。
3曲目“Leaving Paris”という曲で、奥さんの事もちょっと気にかかる曲、もしかしてこのアルバム持ってくるのではないかと、心配しだしているのです。心にしみるワルツになっています。実はもうすぐ帰ってくるでしょう。
4曲目はアルメニアのフォークミュージックHamasyanの個性が出ていますが、民族性に流されずにフレージングは個性的です。前作に引き続いてのDudukもなかな慣れて落ち着きます。
5曲目はモンクの有名曲、コンンペティションのお礼なのでしょうか、でも面白いアレンジではじめます。モンクの曲をこのようなタイミングで弾き始められるのはさすがにセンスありと思います。
6曲目はアルメニアにあるの美しい山のイメージでしょうが、つながりとしてきれいにはじまります。ベースソロのバックにつける長尺ピアノフレーズに才能感じます。KEYBORDに戻ることないように思いますが、まあいいとします。
7曲目もハモンドみたいなKEYBOARDSではじまりますが、曲名が“GYPSYOLOGY”、これは大好きな雰囲気の曲になることがすぐわかります。うねるようなジプシーダンスが繰り広げらている様が、渦巻きます。
続く8曲目もアルメニア民族調、DUDUKのバックはハンコックのアコピなのが面白い。民族楽器の使用も東欧の山に入って、ドラキュラ伝説が周りを包むようでとても楽しい気分になります。
そのハンコック調を引き続いて“Solar”うなり声も聞こえてこコーラスを積み上げていくソロフレーズ、これは上手いです。
10曲目アルメニア調でクラシカルに軽く仕上げたのかも知れませんが、マイルスのSolarで終わっているほうがJAZZアルバムとして力強いかもしれません。
今日奥さんがパリから戻りますが、このアルバムかぶるかも知れない。というより確信してしまいました。いまパリ一番だろうと思います。

先ほど奥さんが戻りました。そして大当たり。パリで最近のピアノトリオ、これがくるわな。こちらがこのアルバムに関して大喜びしないものですから、かわいそうですが、きちんとお礼を伝えました。後の2枚はどうかというと・・・・・そちらはかぶらなかったので、かといってうなったり、ちょっと時間をもらって報告します。

New Era / Tigran Hamasyan

Tigran Hamasyan(p),
Francois Moutin(b),
Louis Moutin(ds),
Vardan Grygorian( duduk-M4,8 shvi-M4 and zurna-M8)

1 Part 1: Homesick
2 Part 2: New Era
3 Leaving Paris
4 Aparani Par (The Dance of Aparan)
5 Well, You Needn’t
6 Memories From Hankavan And Now
7 Gypsyology
8 Zada Es (You’re An Ill-fated Girl)
9 Solar
10 Forgotten World
11 Ballad For Ani





コメント (3)
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