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JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

情念歌集 open songs / michel wintsch

2007-11-07 22:17:08 | 聞いてますCDいいと思う


このアルバムは演奏者の心入れが感じられ、ファーストインプレッションだけでは簡単には表現できない、段々とよさがわかっていくアルバムのように思います。ジャケはなんだかひどいし、解らない現代美術を見ているのかと思ってはじまります。
1964年スイス生まれのピアニストの2001年の演奏です。1,6,8がライブの録音で長い曲、それにスタジオ録音をはさんだアルバムです。
最近ではwwwtrioというアルバムが出ています。
1曲目からライブ曲で力のまたは構成力の強い曲で、ロシア出身の偉大な映画作家アンドレア・タルコフスキーに捧げられた、最初から大作です。
演奏はアヴァンの入った、繊細とパワーの集まりでしょうか。
3曲目聴いていたら、日本のシンガー中島みゆきのアルバムが思い浮かびました。(そんなに知っているわけではありません)曲に強い情念が乗るようで、ピアノが歌っているように感じます。
続く4曲目ジャック・ブレルの“Ne me quittes pas”はアメリカのロッド・マッキャンが歌詞を訳して“If You Go Away”とした歌ですし、6曲目はエヂット・ピアフの歌った“群衆”8曲目はジルベール・べこーの“そして今は”です。
演奏は自由奔放に変化しますが、根底にはこれらの歌う情念があり、フリー系の演奏であってもそれが聴くものに通じて、聴くほどに解ってくるように思います。

  open songs / michel wintsch

michel wintsch piano
gerry hemingway drums
banz oester bass

1 Offret dedicated to Andrei Tarkovski
2 Le plat pays
3 Isablue
4 Ne me quittes pas
5 Path of rain
6 La foule(Que nadia sepa mio sufrir)
7 Wslking in
8 Et maintenant
9 2 pm
コメント
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