JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

Wdzydzanaの空高く 0ffshore / Olo Walicki

2007-11-04 20:46:13 | 聞いてますCDいいと思う


ドイツでギターを学んだmaciek grzywaczのポーランドでのデビュー作品,2000年の録音です。
ギターのアルペジオとベースの音をバックにナイロン弦で静かなメロディを弾くと、P・メセニーとC・ヘイデンのアルバムに雰囲気が大変にているアルバムです。
2曲目は電気に変わりますが、やはりメセニー似のオーソドックスな曲、ウッドベースのソロがかなり良い。
3曲目はバスクラが入り、エレキギターのなかなか息の長いソロから実力が解ります。S・Riversの“Beatrice”で渋い曲です。
4曲目はP・メセニーの曲、やはりこのギター、かなり好きなのでしょう。
エレキとウッドの静かなかけひき、暖かくも澄んだ世界が広がって感じがします。
このジャケット、ポーランドのアルバムとしては、パステル調のブルーとグレーの2色でとても垢抜けていて、上品です。中の写真も浜辺の海鳥が写っていて、録音された街も海の近くなのでしょう。ナチュラルな雰囲気が伝わります。
メセニーの『ミズリーの空高く』とか、オスロで録音されたFERENC SNETBERGERの『NOMAD』が雰囲気がとてもナチュラル、アコーステックギターとベースが絡んだ澄んだ世界、そしてこれも“空高く”と呼びたくなりました。“Wdzydzanaの空高く”(場所を読めない)
5曲目は“Blue in green”で生ギターとベースでこれは押さえに抑えた、しっとりとした演奏です。
7曲目もスタンダードの“Yestrtdays”ですが、クラネットはメロディをオーソドックスに吹いて、テンポも控えめで、盛り上がりとしてはいまいちという演奏。
8曲目ベーシストのオリジナルはこの曲だけ変わって、ちょっと不安感を作るベースラインに、ギターはジョン・スコを入れたエレキ・ギターが揺れる曲で、このギタリストこのようなことをしますという幅が解ってよかった演奏です。



Offshore / OlO Walicki maciek grzywacz

OlO Walicki acoustic & electric bass
maciek grzywacz acoustic & electric guitar
emil kowalski clarinet , bass clarinet

1. Kalimba
2. Offshore
3. Beatrice
4. Say the brothers name
5. Blue in green
6. Yellow
7. Yesterdays
8. Felux

コメント
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