JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

昔も今も New Found Freedom / Tom Scott

2009-07-07 20:39:59 | 聞いてますCDいいと思う


私が特別に思う、音楽的なヒーローみたいなミュージシャンがいます。
それがG・バートンとかジャズを聴き始めたときに強烈な印象をのこした人たちです。
その一人がトム・スコットで彼が吹くソプラノであったり、リリコンであったり、そのメロディとバックの感じは、青春そのものでした。
でもいつまでも続くわけはなく、GRPからアルバムを出し始めた頃からお別れしました。(流行みたいなって。)
最近キャノンボールのトリビュートで再開しましたが、ファンにはかわらないトム・スコットです。
中古屋さんで見ているとこんなアルバムがあるのですが、レコード会社がHIGER OCTAVE JAZZというところでまるで知りません。いつ出たかも解らないけれで、お安いので買ってきました。
この会社からは1枚だけ2003年にでたアルバムですが、これが往年のトム・スコットの良いところを上手くだしているのです。
トム・スコット、ジャジーな節回しとと、天下一品のタイム感で大好きでが、押し出しが少し弱い。周りを押しのけるジャズフレーズはないのですが、それに変わる極上のフレージングとタイム感があるのです。
GRPに移ってトム・スコットは流行の曲つくりになって、そんなことでお別れしたのですが、ファンはファンです。
トム・スコットのテナーはフュージョンかというと簡単にはそうはいえません。
とても多くのアルバムがあるのでそのように思うかもしれませんが、タイム感に優れた、モータウンでも吹いていたオールラウンド・プレーヤーなのです。
そんな思いを持って聴き始めたアルバムは、とてもソウルフルな楽しいアルバムであって、この年になったらこの演奏もいいじゃない、なんてったてトム・スコットの素敵なソプラノ音を聴けるのですから、という気になります。
気持ちよく、聴いていればすでに4曲が済んでしまいました、5曲目はダンシングなリズムでテナーが咽ぶわけで、トム・スコットが年をとらないのか、聞く私が年をとらないのか、良い具あいに体が揺れるのです。
6曲め、生ギターとリズム、ラインのしっかりしたテナーのフュージョン、気がついてみれば、グロヴァー・ワシントンjrのサウンドに似ていたのです。
久しぶりにきいた。トム・スコットはでもとても上手い、しかしグロヴァーみたいではちょっとこまります。グロヴァーはグロヴァー、スコットはスコットです。
8曲目、スコットエレキのハーモニカみたいなソロからサックスのオーバーダヴで作るサウンドはトム・スコットのフュージョンの素晴らしい一面です。
9曲目“Everyyhing Must Change”は凄いヒットだった曲、このようにしゃれて、すべてを認めてしまいそうな甘い歌声で歌うと、だれが反発するのでしょか。
最後10曲目、短いリリコンの音がとてもうれしい、そして久しぶりのトム・スコットを楽しみました。
久しぶりにトム・スコットの音色とリズム、今度のアルバム結局フュージョンみたいなところも多く晩年のグローバー・ワシントンと似ているように思うこともありますがこの二人私のスターです。
久しぶりにそこらへんを漂ったてみたくなりました。

New Found Freedom / Tom Scott

Tom Scott(ts,as,WX-5,syn)
Craig Chaquico(g)
Kurt Clayton(key)
Alex AL(b)
Ricky Lawson(drs)
Paul Jackson JR.(g)
Marcus Miller(b)
A.Laboriel(b) etc.

1. Feeling It
2. You Are My Everything
3. (Don't You Wanna) Jam
4. Can You Stand the Rain
5. Just a Little
6. Holding Back the Years
7. I Wanna Be With You
8. Never Too Far from You
9. Everything Must Change
10. View from Here






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