JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

今はないけど All My Tommorrows / Grover Washington

2009-07-08 20:15:49 | 聞いてますCDいいと思う


大好きなのに急に亡くなってしまったグローバー・ワシントン・Jrはフュージョンの先鋭みたいに言われましたが、私にとっては、ポール・デスモンドの後継者たるフレーズメーカーでした。
kudoでのデヴューから結構アルバムを持っていますが、最後の頃はさよならしていました。それがなくなってしまったので、後追いみたいでときに気になるアルバムを拾います。
LPも聴けるようになったのでそちらも再び聴いています。

このアルバムはよく知りませんが、選曲はJAZZなので拾いました。
1曲目がボッサのリズムでワシントンのソプラノこれってすばらしくワシントンの世界で、これを聞くとケニー何とかとはまるで違います。
グローバーの歌心、デスモンドに繋がっていたのです。
エディ・ヘンダーソンのペットソロも同じ雰囲気を維持してこの1曲目だけでもいいのではと思ってしまいます。しゃれたギターのソロに対しては、クレジットがありません。当時はやったアール・クルー風です。
2曲目、グローバーがテナーを吹くのは私の貯蓄にはありません。ストレートな音でまあいいかなという感じです。
3曲目ハンク・ジョーンズのピアノをバックに聴きながらのソプラノ、このようなのが米本州では受けないわけがないと思います。
サービスみたいにN・コールの弟が歌います。悪くもなく、なくてもよくというところ。
5曲目“All My Tomrrows"はソプラノでゆったりと吹きますで、フュージョンとして聴けばこれはすばらしい演奏なのです。
6曲目は好きな“Nature Boy”をソプラノでゆったりしたテンポ、繊細に表現するところが凄い、インリズムになったソプラノソロもワシントンの喪失をとても大きいと感じる演奏です。
7曲目はグローヴァー再びテナーです、悪いといいませんがテナーまで吹いてしまっているのです。上手い良い音ですが、アルトが好きなんです。
8曲目“Overjoyed ”はF・コールが再びですが、私としてはいらない、この歌ならもっと上手く表現できると思う。
9曲目をやっとアルトで吹いてくれますが、なぜこれで固めないのか不満に思うほどすばらしい演奏です。
10曲目、やはり評判のソプラノです。そしてヴォーカル含み、このころの一番グローバーらしい演奏、そしてこの最後がやはり一番しっくりしています。
11曲目も凄いベースソロです。

All My Tommorrows / Grover Washington

Billy Hart ( Drums ) Bobby Lavell ( Sax (Tenor) )
Bobby Ray Watson ( Sax (Alto) )Eddie Henderson ( Trumpet )
Freddy Cole ( Vocals ) George Mraz ( Bass ) Hank Jones ( piano )

1. Preciso Perdoar
2. When I Fall in Love
3. I'm Glad There Is You
4. Happenstance
5. All My Tomorrows
6. Nature Boy
7. Please Send Me Someone to Love
8. Overjoyed
9. Flamingo
10. For Heaven's Sake
11. Estate ("Ess-Tah-Tay") (In Summer)








コメント
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