
ジャケットも地味で、でも“Naima”なんかも演っているので購入しました。
1980年生まれのベルギーの人、頭角を現しつつある人のようです。
3曲目オリジナル曲の出だしのハーモニーとタッチ、とても上品です。それは次のモンクの曲でもわかります。この曲をモンクはソロで弾いていましたが、すぐ思い出したぐらいハーモニーとタッチ雰囲気をつかんでいます。
5曲目もオリジナル、ここら辺でうまさがジンワリと効いて来ます。ヨーロッパのピアノの伝統的実力を感じます。
6曲目の“Just In Time ”はパンチ力がちょっと弱い、ドラムスもブラシでなくてステックでスコッと叩いたら雰囲気変わっているかも知れません。
7曲目はオリジナル、曲が良いので良い塩梅で配置されています。
9曲目の“If I Were A Bell ”はキース風に攻めます。アルバムの中で一番ラインのはっきりした演奏ですが、これをどう受け入れるかで、印象が変わってくる感じです。
私は良いほうに、タッチが柔らかく、引き出しも多く、インタープレーもうまく流れていて、そういえば歌伴もしていたようで、またどこかで変わった形で会いそうです。
Automne 08 / Pascal Mohy
Pascal Mohy(p)
Sal La Rocca(b)
Joost Van Schaik(ds)
1.12 Huitres Boogie
2.Prelude To A Kiss
3.Jojo
4.Ruby My Dear
5.La Polka
6.Just In Time
7.6.4.2
8.Naima
9.If I Were A Bell
10.Ballade En C Min.