バンドネオンのディノ・サルージのアルバムはテュエリー・ラングと演ったものとか、このアルバムなどを発掘して気に入り度がましてます。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20090808
それ以外にはECMからかなり出していて、そちらはあまり聴いていません。
チェロの音が好きで、チェロの入ったJAZZもだいぶたまりました。
聞き逃しているようなものないかなとチェックしてたら、このアルバムに当たりました。
チェエロとバンドネオン、この組み合わせ、へんな言い方ですが、ウニ、イクラ海鮮丼みたいなウオオオと声が出てしまいそうな組み合わせです。
これは聴かねばと新品で仕入れてきました。(実は去年)
そして何度もきいているのですが、どうも記事にならない。
これバンドネオンとチェロの個性にECMの個性も加わったいるのですね。
ECMが決して嫌いではないのですが、どうもすっきりと頭に入らない。
どうやらこのチェロの人のタッチが私の好みとづれている見たいです。
一つの音を管にたとえるなら、このAnjaさん真ん中のあたりが太る音で、どうも姿がはっきりしない。
これは好みの問題で、アルバム自体はとても良いと思います。
今日みたいな曇った中にいるような、もしくは、眠りの中で少しばかり意識があるのに覚醒はしない。いくらたっても眠りから覚めない、覚めてはっきりなどしないでいい。
それが狙いみたいな、ちょっと不思議なアルバムなのであります。
Ojos Negros / Dino SAluzzi,Anja Lechner
Dino SAluzzi bandoneon
Anja Lechner violoncello
1. Tango a mi padre
2. Minguito
3. Esquina
4. Duetto
5. Ojos negros
6. El titere
7. Carretas
8. Serenata