JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

JAZZしてるはずが Lyoba Revisited / Thierry Lang

2010-02-19 23:19:00 | 聞いてますCDいいと思う


ティエリー・ラングはタッチと音の美しさでは世界一のJAZZピアニストではないかと思っています。
デヴュー作からかなりのアルバムを手に入れて得いますが、ACTから出した「Lyoba」は4人のチェロアンサンブルが加わった牧歌的な演奏で結構気に入りました。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20080310

同じメンバーの2も出たので買おうかと思っているうちにショップからは消え、残念に思っていましたが、またまた同じメンバーで新作が出ました。
ベースのHeiri Känzigはデヴュー当時からの付き合いで、この人Departというちょっと過激なグループでも弾いていました。
フリューゲルホーンのMatthieu Michelは素晴らしい作品「ESTATE」がありますが、ここでもティエリーやヘンリー・カンツィグが付き合っていて、スイスの牧場や森で育つと仲間意識が強いのでしょうか。
同じくスイスの作曲家、ジョゼフボヴェ(1879-1951)の作品集になっていて、作曲者の個性をとても強く香る作品です。
曲によってフレーズはとてもJAZZ的なのですが、とにかく教会音楽というか、美しいもしくは敬虔なところに戻ってしまいます。
まだトラディショナルならば牧歌的でおさまるでしょが、JAZZ的になっても元が戻ってしまい、そこらへん今回作曲者を限定したことで、今までのLOYOBAとは少し雰囲気が変わっている感じ、でもラングの音やタッチの美しさを聴くとやはりいいと思うのです。

Lyoba Revisited / Thierry Lang

Thierry Lang / piano
Matthieu Michel / flugelhorn
Heiri Känzig / double bass
Daniel Pezzotti / cello
Andi Plattner / cello
Daniel Schaerer / cello
Ambrosius Huber / cello

1. Le Ranz des vaches
2. L'Immortelle de Jean
3. Le vieux chalet
4. Rever
5. Chante en mon choer pays aime
6. Adyu mon bi payi
7. A Star To My Father
8. NAN
9. Nouthra Dona di Maortse
10. La Montagne
11. A Moléson

Recorded and mixed by Johannes Wohlleben at Bauer Studios, Ludwigsburg, Germany, April 12-13, 2009
コメント (3)
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