植草甚一の文が読みたくて図書館で探したらこんな本が出ていました。
植草甚一を読まなくなってから出版されたものなので知りませんでしたが借りてみましたら、こんな記事が載っていました。
「コルトレーンの死をハプニングだといったらしかられるだろうか」植草甚一スイング・ジャーナル1967年9月号
「コルトレーンの死と、彼がジャズ界にのこした功績は、アメリカの歴史におけるハプニングだという意味で、これから書いていく社会的傾向と芸術的傾向とに、どこかで結びついてしまうのだろう、という気がするからである」
随分難しいことがスイグジャーナルにはのっていたもので、当時は迫力ありました。
スイング・ジャーナルを買わなくなってから30年近くになります。
そんなことはもはや、あやふやな中で、しっかり買い始めた時は覚えています。
1967年8月号、それはその前の月にジョン・コルトレーンが亡くなって、表紙はコルトレーンだったのが強い印象として残っています。
コルトレーンの死からジャズ・ライフが始まったのでした。
この本の表紙をみているだけで、コルトレーンとの、その後の思いが連なります。
でもいなかったのですね。
植草甚一のこの記事を読んだら、思い出しました。