JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

ダウンのコート Sing Yourself A Dream / Peter Weniger

2010-02-08 20:11:08 | 聞いてますCDいいと思う


Geoffrey Keezerが好きですが、新アルバムが出ているのを気がつきませんでした。2008年に出ていたからもう在庫なんかないだろうと思いながらショップへ行きました。
当然新品の棚にもないし、中古でこれからずっと探していくしかないと思いながら、未開封1,000円均一というところを見ると、驚きました。そのアルバムが見事にあったのです。
ああJAZZの神様!という事でもう一度その棚をしっかり見ると面白そうなのがもう一枚ありました。
2008年Skip・レコードからのリリースで、どっかでジャケ見たことあるような、サックスのカルテットですが、ジャケからして良さそう、そしてピアノを弾いているのはHubert Nuss、この人知っています。そして悪い思い出はありません。
ちょっと大人しい感じのピアノトリオのアルバムも好きですし、ACTからWolfgang Haffnerのアルバムでラース・ダニエルソンとも一緒に演っていて気に入っています。

http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20081016

1曲目、とても柔らかいテナーの音色で、ちょっとフォーク・ソング調のゆったりした曲
2曲目はA.C.Jobimの曲“OHLA MARIA”ふわふわと漂うようなサックスのフレーズはちょっととらえどころがないともいえます。
3曲目もやわらかい、静かなピアノのメロディをバックにサックスのラインはきちんとあるのに音が柔らかい。テナーなのにアルトを思い浮かべたり、いままで聞いた人の中で一番ソフトな音かも知れません。
4曲目はNussの曲、ここではソプラノ・サックス、ソプラノもブローをさせない、なんだかゆめの中を漂うよう。
5曲目がまたジョビンの曲で、とても柔らかい音色とフレージングはジョビンにぴったりだと気がつきます。抑えたドラムスバックにとても美しい演奏です。
ここまで聴いていて思っているのがダウンジャケット。軽くて暖かなダウンはJAZZを聞き出した頃にはまだなくて、大学に入ってから手に入れて、スキー場の山の上でもこんなに暖かいのかと夢のようでした。
このサックス、言葉で表現するなら白い真綿のようなと言いたいところですが、羽毛を思い浮かべてます。
6曲目でちょっとリズムが強くなって、このぐらいのをもう少し増やしてくれると言いと思うくらい、テナーをブローさせてもそれがソフトなのはとても個性的です。


ジャケット見たことありましたが、それを探していたらこんなのも見つけました。
実によく似ていますね。こちらはトランペット。



曲調がおとなしいものが多く、そしてゆったりと流れるのでちょっと地味め、でも聴くほどにこのサックスのフレーズに嵌るかもしれません。

毎日とても寒いけどダウンのコートは防寒には最適、ちょっとぐらい寒いところでも大丈夫です。







Sing Yourself A Dream / Peter Weniger

Peter Weniger(ts,ss)
Hubert Nuss(p)
Martin Wind(b)
Hans Dekker(ds)

1.PRAYER
2.OHLA MARIA
3.AMBER
4.ALIA
5.O GRANDE AMOR
6.REMEMBER EJ
7.WHEN LIGHTS ARE LOW
8.OLD RABBITS' NEW HABITS
9.SOFT BREEZE OVER GREEN FIELD
10.BEFORE WE START
11.THE VIBE
12.FIRST DAY IN THE COUNTRY
コメント
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