植草甚一の本を漁っていたら、植草を慕っていた『アンクルJのジャズ楽百科』というラジオ番組をまとめなおしたものがあった。
当時出演した内容をまとめなおしたものなのだけど、植草の思い出と思いが語られえるは楽しいし、それぞれの語り部の個性がより楽しい。
特に音楽関係、レコード業界のことなど、懐かしいアルバムの名が並んでいます。
語っているのは以下の25人に植草氏の葬儀を取り仕切った著者高平哲郎氏。
片岡義男、タモリ、谷川賢作、坪内裕三、山下洋輔、山本容子、和田誠、中平穂積、矢吹申彦、矢崎泰久、来生えつこ、平野甲賀、瀬戸俊一、磯田秀人、奥成達、海野海太郎、、 山下洋輔、石川次郎、渡辺貞夫、内藤陳、森田芳光、 伊藤八十八、渡辺和博、日野皓正、大岡玲
ここでは、最近会ったばかりのマイク・ノック師匠の名があったので、ちょっと長くなるけど書き出しておこう。
渡辺貞夫 「ほんとうの自由人でした」
~そのハウス・オブ・シンに行ったら、壊れたピアノがあって一応鍵盤がついてるし、、イ週間7ドルだって。そこを借りたんですよ。住んでいるのが、ぼくと、隣の部屋に一人いて、一番高い階にマイク・ノックっていうピアノが一人いただけで、ガラガラでね。ワンフロア便所と台所がちょっとついてる汚いアパートで。まずフライパンと毛布一枚買って生活始まったんですよ。そうするうちに、マイク・ノックのへやでジャム・セッションが始まるわけですよ。そこで、サム・リバースやトニー・ウィリアムスがセッションやってるわけ。つい先週、そのマイク・ノックと東京で会ったんだけどね。~
という事で、マイク、日本に来たときは渡辺貞夫さんにも会うようで、とても気が合う感じです。
植草さんばかりを追っかけたら、とても量の凄いのが来てしまいました。
のんきに散歩だなんていってられなくなってしまいましたが、それはいずれまた。