JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

拍子抜け Solitary Interest / TIK

2010-02-23 22:19:18 | 聞いたけどCDどちらでも


ショップでジャケをみて、とてもかっこいいので、disk unionで杉田宏樹さんの解説も読めて、マア良いかと購入です。
そして聴き始めると、思っていた雰囲気とは随分違うのでこれは、最後のヴォーカルなんかなんだか解らないで表題をつけました。
杉田さんの解説にエスビヨルン・スヴェンソンが亡くなり、一回り年少の世代と解説あり、文脈的にはスヴェイソンの流れを引き継ぐ新しい奏者かと思います。(ジャケの其の雰囲気)ところがこれが1曲目はともかくリズミックにスウィングする演奏、オーソドックスな技法を踏まえたアルバムでした。
スウェーデンのスヴェイソンの後を引き継いでいるピアニストしてはマティアス・ランディウス
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20090906
を上げたいし、若手ではとても、エリック・りんドバークがいいと思います。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20091007

ソ連イマティアス・アルゴットソンのアルバムもスヴェイソンラインではありませんがとても素晴らしいアルバムでした。
http://blog.goo.ne.jp/monakasm/d/20091215

そんなものを聴いてきましたから、又新しく凄い後継者かと思って聞き出したので、これは拍子が抜けだと再度聴いています。(もったいないから)
2曲目のピアノ、フレーズも多くて悪くはありません。
タッチも柔らかい魅力があるし、とても上手い。
それなので、ファーストの勘違い差し引いて(帯のチェンバー音楽というのに気がつくべきだった。)マア上手いと感じています。
でも写真を見ても解るように、若い面々、何がこれからしたいのでしょうか、ここにあるアプローチ、とても美しく、スィンギーかもしれませんが、ピーターソンであったり、ハンク・ジョーンズであったり、いまさら若い人がする必要があるのでしょうか。
一度、怒りからこのトリオ上手いとはおもいましたが、再度思うと、この方向では地方のクラブ周りみたいになってしまいませんか。

Solitary Interest / TIK

Daniel Tilling – piano
Robert Mehmet Ikiz – drums
Kristian "Kling" Lind – bass

01. Solitary Interests (Tilling)
02. Opening Day (Tilling)
03. Black Nile (Wayne Shorter)
04. Sleeping at the Gate (Lind)
05. Spring Scheming (Tilling)
06. Sorry (Lind)
07. Bickering (Tilling)
08. Downhill (Lind)
09. How Insensitive (A. C. Jobim)
10. Bolivia (Cedar Walton)
11. Stay (Ikiz/Price )
コメント (2)
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