Nguyen LeというギタリストはSuzuckシスターがめちゃ推薦しているんで名前は知っていたけど、どっかで聴いたことないようです。同じくblog仲間のnaryさんの記事をみて曲目みたらこれは急に欲しくなって、ショップですぐ手に入れてきました。(もう一枚はいつ手に入るやら)
ウネウネ、ギンギンギター好きにはたまらない一枚でしょうね。
1曲目ギターの気持ちよい音から始まって女性vocalの“Eleanor Rigby”その後中国にいるようなメロディは、中国の呪縛から開放されたので、いやではない。後半レのギターソロが音をだすと、「いけ!」と声がかかるところですね。
2曲目「ワレ!ワレ!ワレワレワレ」にはちょっと戸惑ったけど、vocalの後のギター・ソロ、私は神秘的なフレージングに“阿修羅像”を思い出しています。
3曲目は仏事みたいで、これが4曲目ツエッペリンの“Black Dog”に続きます。Stephane Edouardのパーカションが切れ味がよく後半プログレになれば、完全に、これ頭のてっぺんから来ます。
5曲目は琴のように始まって、気がつけばスティービーの曲、アレンジが非常に意図的なのです。
7曲目はジョプリンの曲、カントリー・ブルースの香りがしていて、ニューオリンズのお葬式の行進のように感じます。
9曲目、ジョプリンのこの曲に心酔しているので、vocalはいまいち、David Binneyのアルト・サックスのソロがここでは一番JAZZ的、もう少しこの比率が高いとわたしはいいんだけど、マッしょうがない。
10曲目もvocalがひとひねり、ここでのベースソロはいいのだけれど、アルバム全体でエレベもっともっとおと出てくればJAZZ度が上がるとおもうけど、これはレのサウンドつくりなのでしょうか。
11曲目、ボブ・マーリーの曲だとはなかなか解らなくって、わかったあたりからギターソロがとても美しい。
12曲目はクリームの有名曲、こうやって選曲をと演奏をきいているとレのこのアルバムこうしているのではとおもえてきます。
まず有名曲をエスニックな世界、クラブも入ったキッシュなvocalで国籍不明に持っていき、メロディが残ったところにレのギターソロ、これはキッシュではない逆の世界、ユニバーサルな強烈な世界を対峙させているのではと思うのです。
ジャケにある宇宙にレは位置し、国籍が不明でありながも地にたゆとう世界と交信しているのです。
どちらのしても強烈でした。このギターはラピュダル大好きには大歓迎のプレーです。
Songs of Freedom / Nguyen Le
Nguyen Le / guitars, computer
Illya Amar / vibraphone, marimba, electronics
Linley Marthe / electric bass & vocals
Stephane Galland / drums
Guests: Youn Sun Nah(Vo)1,10 Dhafer Youssef(Vo)3,4 David Linx(Vo)2,7,9,15 Ousman Danedjio(Vo)1,2,5,7,15 Julia Sarr(Vo)7,11,15 Himiko Paganotti(Vo)2,5,7,12,15 David Binney(As)9 Prabhu Edouard(Per, Tablas, Vo)2,10 Stephane Edouard(Per)1,4,9,12,15 Karim Ziad(Ds, Per, Karkabus)5,10 etc.
Rec. July to October, 2010, Paris
1. Eleanor Rigby
2. I Wish
3. Ben Zeppelin
4. Black Dog
5. Pasttime Paradise
6. Uncle Ho's Benz
7. Mercedes Benz
8. Over The Rainforest
9. Move Over
10. Whole Lotta Love
11. Redemption Song
12. Sunshine Of Your Love
13. In A Gadda Da Vida
14. Topkapi
15, Come Together