久しぶりにショップに行って中古品の中から選んだ一枚、それが良いとなんだか自信がわいてきますが、今回の2枚、ピート・ジョリーとラングレンの一枚も良かったけれど、こちらも同じように良いのです。なんて嗅覚が良いのでしょう。
チェコのベーシストのアルバムで(下手なはずがない)ギターとバンドネオンの組み合わせ、このジャケットで題が「invisible world」これだけそろえば買うか買わないかをきめるだけ、そして買いました。
1曲目、ナイロン弦の音色、ゆったりしたメロディにバンドネオンの響き、TANGOが忍び寄って、忍び寄るというのがピッタリな世界です。
2曲目もゆったりとしたバンドネオンの流れですが、ギターがテクニックを垣間見せ、ベースも実にしっかりと弾いているのです。
3曲目、アルペジオにのって、遠くを望むようにバンドネオンのメロディ、そこにエレキのギターがかさねって、今優しい気分になりたければこの曲、カントリーが少し入ります。
4曲目良い音のベースからバンドネオンとのデュオは落ち着いた流れです。
リーダーはベーシストのトマス・リスカで1979年チェコ生まれ、このアルバムがデビューのようです。ギターを弾いているのが同じくチェコのデビット・ドルスカ1980年生まれ、バークレーを卒業したようです。
5曲目はこのアルバムとしてはめずらしい激しい始まりから感情の露呈、バンドネオンはこのような面があって、ラテンの血があるのです。
ここでバンドネオンをひいているのが、Daniele Di bonaventuraでこの人はミロフラス・ヴィトウスのワールド・シンコペーションに参加していました。
6曲目はポルトガル語の女性ヴォーカルが両親への思いを結構しっかりとうたっているのでしょうか、作曲のベースが思いを伝えるようです。
11曲目優しい気持ちになるのは、題名からなつかしいの世界です。
12曲目バンドネオンがTANGO調のメロディでうたいかける曲。
私別に二日酔いのわけではありません。昨日はグエン・レの強烈な世界に頭のてっぺんからやられて、それが酔いみたいにのこっているのです。
そんな翌日、こちらのギター、こちらはこちらレの翌日には絶対こちらを服用するべきです。
昨年に出ていたアルバムのようですか、Tomas Liskaのサイトや幾つかで試聴できるようです。
http://www.tomasliska.com/ レの強烈世界を味わた方は是非一服してください。
日常にもどることができます。
invisible world / tomas liska
Tomas Liska - acoustic bass, compositions
David Doruzka - acoustic guitar
Daniele di Bonaventura - bandoneon
Marta Topferova (vo on 6)
Tomas Reindl (per on 3,4)
1. Bonami
2. Colour For You
3. Alegría en masca
4. Silent Talking
5. Nihemiah
6. Tierra de mis padres
7. The Truth About Unspeakable Things
8. River Way
9. Strade deserte a Praga
10. Forever Lost
11. Long Time Ago
12. Etheric Moments I.