JAZZ最中

考えてみればJAZZばかり聞いてきた。いまもJAZZ最中。

平野に逞しい花を見つけた TAT TNAM ASI / STEPHAN COSTA

2013-04-02 20:55:40 | 聞いてますCDおすすめ


まるで知らない人だったけれど、楽器がKLAVIERとあったので、いろんな楽器のJAZZを集めるているので、てっきりクラヴィコードのJAZZかと思って買ってきた。
聞きだすとピアノなので、調べてみたら“クラヴィーア”はオルガンを除く鍵盤楽器の総称で最近ではピアノのことだそうで、知っていたらたぶん買わなかったと思う。

1曲目クラシックの宮廷音楽みたいな変わったテーマから入り、しばらくするとブルース・スケールみたいなジャズ・ピアノに変わります。
2曲目、とってもオーソドックスな左手のバッキングと癖のない軽快な右手のメロディ、結構弾くな~と思う。
3曲目とってもリリカルなでだしから、大きな展開のフレーズ、アレッとこのピアノの動きに耳が行きます。
4曲目軽やかな明るい色彩の曲、ここまでバラエティに富んだピアノを弾く人だと感じます。
5曲目、スパニシュの入ったベース・ソロから始まって、コンテンポラリーなピアノ・フレーズ、私座りなおしてしまいました。このステファン・コスタというピアニスト、1961年生まれのオーストリアの人、モンセフ・ジュヌと同じ年、もっと出てきても良い人だと思うけれど、きっとローカルで活躍しているのでしょうね。
6曲目、とてもやさしいメロディはタイトル曲、クラシックも弾けるような感じです。
8曲目はジャッズ・ロック風、9曲目は静かな曲のピアノの音が美しい。
10曲目、見事な4ビートJAZZはルパートしながらバース交換、お見事です。
11曲目がモーダルなフレーズで12曲目はフラワー・ミュージックという感じがちかいフォーク・タッチ、最後は美しく落ち着いた曲で終わらせます。

いやはやここまで幅広のピアノを弾き分けるのはとても癖の少ないタッチとフレーズがあるからかなと思う。
この癖の少なさが、実はどのような野でも順応するような逞しいものを根にもった花を見つけたようで、いやいや普通では出会わなかったの見つけたと驚きますした。

TAT TNAM ASI / STEPHAN COSTA

Stephan Costa (p)
Gosta Muller (b)
Wolfi Rainer (ds)
2010年

1. HETZT GEHT'S LOS
2. WALTZ FOR K
3. 3:45
4. ONE MORE FOR THE LADIES
5. BLASTS
6. TAT TVAM ASI
7. MANTA REY
8. PEPPONE
9. GEHEN UND BLEIBEN
10. SOHO
11. P.O.V.
12. LOCKER SCHNITZEL
13. UND LASS ALLE...
コメント
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