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ギターのマルク・デュプレは知っているけれどリーダーは知らない、なぜこのアルバムを買ったかというと、WINTER&WINDOWは癖があって当たり外れが激しくて、刺激が欲しい時にはというか知らないのがあると逆に手が行ってしまうからです。
1曲目チェロをボロンと掻き鳴らしながらのヴォイス、バロックとカントリーが合わさった感じ、そこにエレキ音のギターで宇宙交信みたいになって、一寸危ないのデュプレのギターだからしょうがない。
2曲目、太いチェロの弓の音が周りのエレクトロニックのサウンドと対比をみせて面白い。
3曲目、ヴァイオリンと聞こえるのはチェロの凄い弾き方、ロック的な曲調です。
5曲目、エレべに聞こえるのはこれ、プログラムなのかわからないけれど、3人とは思えない、プログレ風、題名も“IN THE 60’S”だからうなずける。
7曲目チェロをバンジョーのように弾いてのヴォーカルはカントリー・フォーク・ロック。
8曲目、室内楽的ハーモニーにチェロのメロディ・ライン、そこにエレクトロニック。
11曲目、題名からするとかなり不思議な世界、エレキとアコギがプログレしだしてヴォイスもはいってオーヴァー・ダブ、静動が見え隠れして一寸経験のないサウンド、異形の森に彷徨うような感じです。
12曲目チェロのアルペジオにエレキギターMMPメロディ、その上にゆったりしたチェロをオーバー・ダブして結構いろいろなサウンドを見せる、やはり異形の森。
このレーベールのものとしては結構落ち着いた造り、最後なんかカントリーみたいで、この人歌うのとチェロの音楽の2つがだいぶ離れていてやっぱり異形の森なんだ。
green / Hank Roberts
HANK ROBERTS(cello,vo,g)
MARC DUCRET(g)
JIM BLACK(ds,electronics)
1. AZUL
2. BERNIE(SUITE):BERNIAE ALAP
3. BERNIE(SUITE):PRAYER
4. BERNIE(SUITE):BERNIE
5. IN THE 60’S
6. COLA PEOPLE
7. TREES
8. FIRST
9. LEMAPE(SUITE):LENAPE ALAP
10. LEMAPE(SUITE):NASFET
11. LEMAPE(SUITE):THE DEPARTING HUNTER’S SONG/WAR DANCE SONG/JERESEY SONG
12. LONG WALK
13. GENTLE
14. PICTURES