イチローが3,000本安打達成の記事をMLB.comの日本語正式サイトで読んだとき、「約一ヶ月前にはイチロー不要論や放出説が続出していた」の記述があった。
どうしてだろう? という疑問が拭えず今現在の成績を比較してみた。比較対象者はテキサス・レンジャーズのマイケル・ヤング、ボストン・レッドソックスのダスティン・ペドロイア、両者とも打順は一・二番を打っている。
イチローを含めた三人とも打率は三割程度のほか試合数、打数、得点、安打はほぼ横並び。二塁打と本塁打がイチローが一番少ない。それに打点も二人の半分27にとどまっている。出塁率はほぼ互角、長打率で二人に差をつけられている。
どうやら打点と長打率に不満があるのではとも思いたくなる。8年連続200安打結構、通算3000安打なお結構しかし野球はボールを遠くへかっ飛ばす醍醐味があるよ。と言いたいのかもしれない。メディアを含めたアメリカ人は、ちまちました野球に飽きてきたのか。
そういえばチームが低迷しているせいもあって、セイフコ・フィールドに閑古鳥が鳴いている。日本時間8月2日のボストン・フェンウェイパークは超満員、パイレーツから移籍してきたジェイソン・ベイのレッドソックスでの初打席にスタンドはスタンディングオーベイションで迎えた。なるほど三振も多いけれど打点64本塁打22長打率519は魅力があるのだろう。そのベイは延長12回三塁打を放ってチームの勝ちにつなげた。