今日3月15日に気温が18度ぐらいまで上がって、例年より半月ほど早く桜が咲いた。私がいつもウォーキングに利用する遊歩道の桜だ。一本の木にオッと思わせるようなまばらではあるが枝を賑わせていた。ならば遊歩道にはある程度の木々が花を咲かせているのだろうと思ったが、そうではなかった。
最初に見た桜の木以外は花をつけていないのだ。つぼみは一気に膨らんできそうではあるが。例年、タンポポが咲いてのち桜が咲くが、今年は同時に咲くということになった。なんだか今年の夏は暑そうな気がする。
500メートルほど続く桜並木にたった一本だけ咲く木に一人遊びという言葉を連想した。サンサンと降り注ぐ日の光に一本以外は知らんぷり。一人遊びからソリティアSolitaireという曲を思い出した。
AccuRadioのBeautiful Musicに流れるSolitaireは、リチャード・グレイダーマンのピアノ演奏だったが、それ以外にも名盤がある。拒食症でこの世を去ったカレン・カーペンターだ。ふくよかで包み込むような彼女の声を忘れるとができない。
「Solitaire一人遊び」は、1972年にシンガソングライターのニール・セダカが作曲した。1975年にはカーペンターズがカバー。
これらに関してネットにはこんな記述がある。「兄のリチャード・カーペンターはニール・セダカやアンディ・ウィリアムスのヴァージョンを知っていたが、当初はこの曲が妹のカレンに合っているのかどうか確信が持てなかった。しかしながら、いざレコーディングを終えるや否や、「彼女はこの曲が好きにはなれなくて、それはずっと変わらなかった」ことを明かしつつも、「彼女の最高傑作のひとつだ」と評価している」とある。好きでもない歌を最高傑作のレベルに押し上げるって、凡人にはできないことだろう。
愛を求めない孤独な男を歌った情感のある曲。聴きましょう、実にいい曲だから。