1989年の映画「恋人たちの予感When Harry Met Sally」は、評価が高く日本では2か月半のロングラン・ヒットとなった。
音楽を担当した一人、ハリー・コニック・Jrの選曲・演奏でオールディーズが中心。1924年の「It Had to be Youもし、あなただったら」、ジョージ・ガーシュウィン最後の作曲となった1938年発表の「Our Love is Here to Stay」。1976年発表で翌年に大ヒットしたといわれる「Right Time of the Night星影の散歩道Jennifer Warnes」、1930年「But Not for Me」、1934年の「Autumn in New York」など。
この映画が公開された1989年ごろは、私はまだ現役で1時間以上満員電車に揺られ、仕事も忙しくそれに登山に熱中していたこともあって映画を観る機会が少なかった。
したがって、この映画も2016年3月DVDで観たに過ぎない。gooにブログを書いていて、それに感想を載せた。それを今見ると、結構褒めていてメグ・ライアンに注目していたのが分かる。 で、今回のブログのために再視聴した。印象はがらりと変わった。
なんと「セックス」という単語の多いことか。別にセックスが嫌いじゃないが、映画の中では品格を求めたい。セックス、スックス、セックスならポルノ映画を観ればいい。
とは言ってもニューヨークのデリカテッセンの場面とか秋のセントラル・パークの場面には気持ちを奪われるということはある。それにやはりオールディーズを効果的に配された場面には、感情移入したのは間違いない。
「Autumn in New York」は、天才作曲家ジョージ・ガーシュウィンのロシア生まれの愛弟子ヴァーノン・デュークが作詞・作曲した。彼がコネチカット州で休暇を過ごしていた時に創作したといわれている。多くの歌手のカバーがあるが、やはりフランク・シナトラがニューヨークにはふさわしい。
Autumn in New York ニューヨークの秋
Why does it seem so inviting どうしてこんなに魅力があるのだろう
Autumn in New York ニューヨークの秋
It spells the thrill of first-knighting 初日の舞台のようにスリルがある
Glittering crowds and shimmering clouds 人込みと輝く雲
In canyons of steel ビルの谷間で
They're making me feel, I'm home それらは家にいる気分にさせてくれる
It's autumn in New York それはニューヨークの秋
That brings the promise of new love 新しい恋も芽生える
Autumn in New York ニューヨークの秋
Is often mingled with pain 恋を失うことも
Dreamers with empty hands 恋を夢見る人
They sigh for exotic lands エキゾチックな土地にため息
It's autumn in New York それはニューヨークの秋
It's good to live it again また住めるのはいい
This autumn in New York このニューヨークの秋
Transforms the slums into Mayfair スラム街もイギリスのメイフェアのように
Autumn in New York ニューヨークの秋
You'll need no castles in Spain スペインのお城はいらない
Lovers that bless the dark 夜の恋人たち
On benches in Central Park セントラル・パークのベンチで寄り添う
It's autumn in New York それはニューヨークの秋
It's good to live it again また住めるのはいい
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