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未来はバラ色なんだろうか?

2015-12-24 18:40:59 | ウェブログ

 今日(12月24日)の読売新聞朝刊に1987年9月23日発行の同紙紙上に、当時から見て約30年先の2015年までに実現するかもしれないという「未来技術年表」について報じられている。それをいま、記者が検証記事にした。

 今年までに実現したものとして「日常語で使えるコンピューターの開発」これはパソコンの普及で実現した。一方実現しなかったのは、「ガン転移をふさぐ有効な手段の開発」「マグニチュード7以上の地震の数日前の予測が可能に」がある。

 マグニチュードのほうは、もし実現していれば東日本大震災も、もう少し被害が減ったかもしれない。しかし、これを嘆いていても始まらない。

 これからの未来はどうなのか。科学技術振興機構のホームページには、情報技術から社会技術まで13分野の予測がある。2006年から2035年までに、何が実現するであろうかというもの。日常生活を基点に眺めたとき、家庭の生活環境、医療、交通や災害などに集約されるだろう。

 家庭生活では、お手伝いロボット、立体テレビ、家庭内健康管理、将棋名人ソフトウェア、ポータブル会話装置、携帯型音声自動通訳装置、リアルタイム翻訳電話、網膜投影ディスプレイ装置などが実現。

 健康医療では、心身障害者用介護ロボット、人口網膜、肥満改善薬、アレルギーを起こさない食品、感覚機能つき義手・義足、遠隔手術システム、ガンのオーダーメイド治療、診断・治療のマイクロマシン、夢見の神経機構など実現。

 安心・安全では、自動車衝突防止システム、自動車事故防止システム、災害救助ロボット、バイオメトリックス認証技術、室内環境制御技術、不審者発見システム、本人識別セキュリティシステム、異常気象災害予測技術、高信頼度ネットワークシステムなどが実現と予測されている。

 こう見てくるとかなりの進歩が伺えるが、日常の身近な健康診断方法はどのように変わるのかという点はハッキリしない。現在のように胃や肺のレントゲン撮影、バリューム検査さらに胃カメラなどちょっと面倒だと思える。受診者が少ないといわれるのもその面倒な点と時間を取られることも影響しているのかもしれない。

 私なんかが思う健康診断は、MRIという検査があるが、あのように丸いずん胴の中に入って終わればすべてが判明するというのがいいと思っている。現在では発見が難しいすい臓がんも早期発見につながればと思う。

 それに加えナノテク技術の進歩が期待される。そこでナノテク技術に目を向けてみると、2019年に寸法、形状が1nm 級の精度で制御できる産業加工技術。

 2020年に変換効率20%以上の大面積アモルファスシリコン太陽電池、がんや難病の発病リスクを的確に診断するとともに、治療指針を示すための情報をごく短時間に供給するバイオチップ診断システム、ナノメ-トルスケールの3次元集積加工技術。

 2022年に太陽光で水を分解する水素生産プロセス、体内の標的細胞内部の任意の部位に薬や遺伝子を運ぶ、外部からの信号によって誘導されるナノキャリアシステムの実現を予測。これらは基礎技術が出来ただけで、応用技術はまだ時間がかかりそうだ。

 従って先の健康診断も現在のやり方が続く。ナノテク技術の進歩で外からの診断と治療が内側からのものに変わるだろう。血管の中に注射器で発信や投薬装置を備えたナノミリの機器を投入すればいいだけ。こうなればすべてが変わるだろう。医師は単なる装置の技術者となる。

 そして飛躍的に延びるのは寿命だ。いったい人間はいつ死ぬのか。重大な問題に直面する人類。食料は大丈夫か。自然災害はどうなるんだろう。

 想像は尽きないが、人生がばら色とはなかなか思えない。しかし、人生はばら色とおっしゃる方がいる。愛だけは永遠に変わらない。そう、エディット・ピアフの「バラ色の人生」岸洋子でどうぞ!
  

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