年末大掃除のおかげで日本版「プレイボーイ」の2005年6月号が出てきた。日本版「プレイボーイ」は集英社が1975年7月21日に創刊し、2009年1月号をもって休刊となった。
ヌード写真が売り物の雑誌だったが、この号は、ビル・エヴァンス特集と付録に「ジャズ・ピアノ・トリオ100名盤」があったので買った。勿論、ヌード写真もある。
「ジャズ・ピアニストの壮絶なる人生ビル・エヴァンス」「エヴァンスの魅力を語る」としてノラ・ジョーンズ、クリント・イーストウッド、ハービー・ハンコック、オスカー・ピーターソン他のコメント。名盤「ワルツ・フォー・デビー」のモデル、デビーをついに発見!これらのキャプションが表紙を飾っている。
壮絶な人生って、何が壮絶なのか?
1961年、最高のパートナーだったベースのスコット・ラファロが事故死。66年、最愛の父ハリーが病死。73年、長年の恋人だったエレインが自殺。そして79年、仲のよかった兄ハリーがやはり自殺。エヴァンスの後半生は「愛するものたちが世を去っていく」事態の連続だった。しかもエヴァンス自身深刻な肝臓病をまったく治療しようともせずに「歴史上一番時間をかけた自殺」を遂げることになったのだ。と記事にある。
クリント・イーストウッドは「彼はジャズという形式にある“純粋さ”を信じ切って、即興を愛していた。私はエヴァンスの音楽が大好きだ。楽しませてくれて最後には満足させてくれる。ビル・エヴァンスの映画を作りたいね」残念ながら、いまだにビル・エヴァンスの映画は完成していない。
そして「ワルツ・フォー・デビー」のデビーがビルの姪だったと分かる。その姪はもう60代(2015年)になっている。
ジャズ・ピアニストの木住野佳子(きしの よしこ)は「音楽と自分自身を奥深く追求するところがエヴァンスの凄さだと思います」と言い「ワルツ・フォー・デビー」をレパートリーに加えている。
ちなみに発売価格880円がアマゾンでは2,492円+送料257円になっていた。ビル・エヴァンス・トリオで「ワルツ・フォー・デビー」をどうぞ!
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