集英社刊 1巻から22巻まで既刊。原作は週間ヤングジャンプ連載中です。
「やおう」 と読みます。一昨年でしたか、TBS系列で TOKIO の松岡昌宏君主演でTVドラマにもなったのでご存じの方も多いかも。
物語の始まりはマンガにはよくあるパターンで、(特にBLとか ?) 北海道から東京には出てきたものの、思うようにはいかず雨に濡れて自暴自棄になっていた 遼介 を有名デザイナーの 麗美(れみ) が拾ってそれがきっかけで新宿で一番のホストを目指す。。。という、書いててもなんだかな~という1巻。
BLの名作、新田 祐克氏の 「男が男を愛する時」 シリーズの「ナイトキャップ」の中でのカリスマホスト岩城と鷹秋出会いのエピソードも、もろこんな感じだったし。(男同士だけど)
ところが、その後も容易に展開が予想できる話にも関わらず、どんどん読みたくなる不思議なマンガ。ホストというちょっと覗いてみたくなる世界と、次から次から起こるエピソードの展開の速さ、時折ちりばめられる人生のリアルな姿、などが興味を引きます。
ライバルホストと争い、最愛の女には死なれ、歌舞伎町の抗争に巻き込まれ、中国マファアと闘い、これでもかとてんこ盛りの内容なのですが、基本的にはいつもハッピーエンドでその 編 が終わります。
予定調和というか大衆受けというか、原作者も全部わかってて読者の気に入るように一つ、あざとく作ってみましょう、というのがわかるが、それでもはまってしまう。
なぜにというに、基本安心していながら、経過をハラハラドキドキ読めるのもマンガの楽しみだと思うのですよ。ハリウッド映画はハッピーエンド、とラストがわかっていても十分楽しく見れるものでしょ。
それに 太閤秀吉 の昔から日本人は底辺から成りあがる話が大好き。現実には自分でできないことを主人公に投影してその世界で成りあがっていく過程を楽しむ。。。
上がった後の展開が難しいんだけどね~。「太閤記」 は天下取ってから詰まんなくなる。これは店のNO.1ホストになった後も新宿の中でとか、店が他の都市に出店してとか、やくざの世界が絡まってとか、舞台が変わっていって飽きないようになってる。
それと女性読者としては、最初のエピソードである経験豊か、功なり名遂げたしかも美人デザイナーが若いホストを育てあげるってのも自分ではできないことをマンガで読ませてもらえて楽しいのです。
男性目線では、源氏物語の紫の上やマイフェアレディのイライザなど、ピグマリオン物語はいっぱいあります。女だってやってみたいよね。
井上 紀良氏の絵は、池上遼一風(まんまの脇役もあり)をちょっと可愛くしたような主人公は魅力的なんだけれど、脇役や女性の表情が乏しくて。。。写真をそのまま描いたような顔もあるし。
特に女性の描きわけが難しいらしくて、脇の子がみんな同じに見えちゃう。おっぱいボーン、ウェスト細すぎ、若くて美人の客ばかりじゃないでしょ ! とか、こんな胸出して素人の子が夜の新宿歩かないよ、とか女性読者には突っ込みどころ満載です。男性向けの作品ですからそれはしょうがないか。
少女マンガの男性読者だって反対のこと思っているんでしょうねぇ。現実にはこんな王子様はいないよって。
H描写も在りますが、そんなに目を背けたくなるほどではないです。あっ、私はBLで鍛えられちゃってるからね~、参考にならないかも。(笑)
週間ですから、アシスタントの方も大勢いるんでしょうが大変なんでしょう、コピーも多用しているようです。でも全体には女性にも拒否反応のない程度に読める絵柄だと思います。
週間連載のこのマンガ、今コミックス22巻目なんですが、何巻まで続くんでしょう。1~2巻をBOで立ち読みして気にいって3巻から何冊か中古を買ってみたんですが、実はちょっと途中で飽きてきちゃって、最期まで私はこれを読めるんだろうか。
光源氏くらいお金があってもホストを育てたくない ? トミー。
「やおう」 と読みます。一昨年でしたか、TBS系列で TOKIO の松岡昌宏君主演でTVドラマにもなったのでご存じの方も多いかも。
物語の始まりはマンガにはよくあるパターンで、(特にBLとか ?) 北海道から東京には出てきたものの、思うようにはいかず雨に濡れて自暴自棄になっていた 遼介 を有名デザイナーの 麗美(れみ) が拾ってそれがきっかけで新宿で一番のホストを目指す。。。という、書いててもなんだかな~という1巻。
BLの名作、新田 祐克氏の 「男が男を愛する時」 シリーズの「ナイトキャップ」の中でのカリスマホスト岩城と鷹秋出会いのエピソードも、もろこんな感じだったし。(男同士だけど)
ところが、その後も容易に展開が予想できる話にも関わらず、どんどん読みたくなる不思議なマンガ。ホストというちょっと覗いてみたくなる世界と、次から次から起こるエピソードの展開の速さ、時折ちりばめられる人生のリアルな姿、などが興味を引きます。
ライバルホストと争い、最愛の女には死なれ、歌舞伎町の抗争に巻き込まれ、中国マファアと闘い、これでもかとてんこ盛りの内容なのですが、基本的にはいつもハッピーエンドでその 編 が終わります。
予定調和というか大衆受けというか、原作者も全部わかってて読者の気に入るように一つ、あざとく作ってみましょう、というのがわかるが、それでもはまってしまう。
なぜにというに、基本安心していながら、経過をハラハラドキドキ読めるのもマンガの楽しみだと思うのですよ。ハリウッド映画はハッピーエンド、とラストがわかっていても十分楽しく見れるものでしょ。
それに 太閤秀吉 の昔から日本人は底辺から成りあがる話が大好き。現実には自分でできないことを主人公に投影してその世界で成りあがっていく過程を楽しむ。。。
上がった後の展開が難しいんだけどね~。「太閤記」 は天下取ってから詰まんなくなる。これは店のNO.1ホストになった後も新宿の中でとか、店が他の都市に出店してとか、やくざの世界が絡まってとか、舞台が変わっていって飽きないようになってる。
それと女性読者としては、最初のエピソードである経験豊か、功なり名遂げたしかも美人デザイナーが若いホストを育てあげるってのも自分ではできないことをマンガで読ませてもらえて楽しいのです。
男性目線では、源氏物語の紫の上やマイフェアレディのイライザなど、ピグマリオン物語はいっぱいあります。女だってやってみたいよね。
井上 紀良氏の絵は、池上遼一風(まんまの脇役もあり)をちょっと可愛くしたような主人公は魅力的なんだけれど、脇役や女性の表情が乏しくて。。。写真をそのまま描いたような顔もあるし。
特に女性の描きわけが難しいらしくて、脇の子がみんな同じに見えちゃう。おっぱいボーン、ウェスト細すぎ、若くて美人の客ばかりじゃないでしょ ! とか、こんな胸出して素人の子が夜の新宿歩かないよ、とか女性読者には突っ込みどころ満載です。男性向けの作品ですからそれはしょうがないか。
少女マンガの男性読者だって反対のこと思っているんでしょうねぇ。現実にはこんな王子様はいないよって。
H描写も在りますが、そんなに目を背けたくなるほどではないです。あっ、私はBLで鍛えられちゃってるからね~、参考にならないかも。(笑)
週間ですから、アシスタントの方も大勢いるんでしょうが大変なんでしょう、コピーも多用しているようです。でも全体には女性にも拒否反応のない程度に読める絵柄だと思います。
週間連載のこのマンガ、今コミックス22巻目なんですが、何巻まで続くんでしょう。1~2巻をBOで立ち読みして気にいって3巻から何冊か中古を買ってみたんですが、実はちょっと途中で飽きてきちゃって、最期まで私はこれを読めるんだろうか。
光源氏くらいお金があってもホストを育てたくない ? トミー。