↑ ㈱新書館 ウィングスコミックス 2009年12月10日初版
BL読みの楽しみの一つに、楽しんでかる~く読むつもりで開いた本に思いがけず名作・傑作を見つけるというものがある。知らなかった骨のある作家さんを見つけたり。これはあくまで自分が初めて見た、ということ。世間様にはもうとっくに知れ渡っていたりして、自分の不明を恥じる結果となる。
最近も ぶっくさん に1箱お借りした本の山から 鳥人 ヒロミ(とりびとひろみ) さん の 「彩(いろ)おとこ」 というたぶんBL界では有名な作品を読んだばかり。大正ロマンの時代背景で歴史好きとしては大変結構でしたよ。 ↓
鳥人 ヒロミ HP → おまえはそれでいいのか
さて、前置きが長くなりましたが…。同じ箱の中に最初の写真の本が入っていました。BLではありません。しかし作者はBL出身と言うのか、BL界ではこれ又人気の作家さんです。
狭い世界であっても人気者ということは、早晩一般誌に出てくる人が多いのもこの世界の流行りで、よしながふみさん、山田ユギさん、中村明日美子さんなどが既に有名です。
この作品を見ていると、トジツキさんもそろそろそうなのかな~なんて思います。
このお話、一応お話は①巻完結で読みやすく、簡単に言うと霊感青年のあの世とこの世のあわいに行って来たお話になるのです。ただ、なんかどこかで続きがあるとかないとか聞いたけれど、2巻も出るのかしら。
それに特徴としては主人公の青年より周りの登場人物 + 狐1匹が主人公よりキャラが強烈だったりします。もっと 小町ちゃん(ヒロインになるのかな) を見ていたい。
帯から参照 ↓
【帯】たとえばだ、死人を生き返らせるとかな-・・・。 祖母からの一本の電話が、俺と彼女と先生の話の始まりだった・・・。 トジツキハジメが描く現代怪奇譚、ここに登場。
実を言うと、トジツキさん、BL作家としては本を集めるほどには好きではなかったのですが、この本読んでちょっと興味出ました。他のも読んでみましょう。
登場の時は凄い怖かった 狐くん が最後とても可愛くて、飼いたくなったトミー。