↑ 上下巻 文春文庫 上巻第一刷は1985年4月25日
この前読んだ中村真理子氏の漫画
「天智と天武」 -新説・日本書紀- 原案監修 園村昌弘
で思い出して、久しぶりにこの本を出して再読(3度目くらいか)してみました。
というのは、「天智と天武」で見た目も人柄も良い、良い人全開の 蘇我入鹿 がこちらでは風体は恐ろし気、でも頭も切れる強靭な人物として描かれているからです。
父親の 蘇我蝦夷 も人生経験の分だけ老獪な古代の政治家として描かれています。
「日出処の天子」を夢中で読んだものとしては、あ…あの蝦夷(毛人)が~ とか一度死んで生き返った あの入鹿が~ とかいろいろと自分のイメージが崩れるというか思うところはあるが。
作者の歴史観に応じた創作物ということで、いろいろなパラレルストーリーを堪能できるのが歴史物小説、歴史物マンガの楽しみです。
真実は誰も見てないんだもんね。(´・ω・`)
蘇我入鹿が30歳を過ぎたばかりの舒明12年(西暦640年)から物語は始まり、大化の改新(乙巳の変またはクーデター 645年)で入鹿が暗殺され、その直後に蘇我本宗家が滅びるまでを描いています。
私としては、舒明天皇の皇后、宝皇女(たからのひめみこ)、後の皇極天皇・斉明天皇(日本史上、初めての重祚)の人物表現など、興味深かったです。
少しづつ時代が重なっている、うちにある「日出処の天子」と、この文庫と、次に「天智と天武」を続き読めば、古代歴史の中にエンドレスで遊べそうです。
同じ黒岩重吾氏の歴史小説で、「紅蓮の女王」(推古天皇の話)と「天の川の太陽」(大海人皇子の話)を足せば、欽明天皇15年(554年)から舒明天皇13年(641年)までの90年前後の激動の古代史がまるっとわかってよいと思います。
この前読んだ中村真理子氏の漫画
「天智と天武」 -新説・日本書紀- 原案監修 園村昌弘
で思い出して、久しぶりにこの本を出して再読(3度目くらいか)してみました。
というのは、「天智と天武」で見た目も人柄も良い、良い人全開の 蘇我入鹿 がこちらでは風体は恐ろし気、でも頭も切れる強靭な人物として描かれているからです。
父親の 蘇我蝦夷 も人生経験の分だけ老獪な古代の政治家として描かれています。
「日出処の天子」を夢中で読んだものとしては、あ…あの蝦夷(毛人)が~ とか一度死んで生き返った あの入鹿が~ とかいろいろと自分のイメージが崩れるというか思うところはあるが。
作者の歴史観に応じた創作物ということで、いろいろなパラレルストーリーを堪能できるのが歴史物小説、歴史物マンガの楽しみです。
真実は誰も見てないんだもんね。(´・ω・`)
蘇我入鹿が30歳を過ぎたばかりの舒明12年(西暦640年)から物語は始まり、大化の改新(乙巳の変またはクーデター 645年)で入鹿が暗殺され、その直後に蘇我本宗家が滅びるまでを描いています。
私としては、舒明天皇の皇后、宝皇女(たからのひめみこ)、後の皇極天皇・斉明天皇(日本史上、初めての重祚)の人物表現など、興味深かったです。
少しづつ時代が重なっている、うちにある「日出処の天子」と、この文庫と、次に「天智と天武」を続き読めば、古代歴史の中にエンドレスで遊べそうです。
同じ黒岩重吾氏の歴史小説で、「紅蓮の女王」(推古天皇の話)と「天の川の太陽」(大海人皇子の話)を足せば、欽明天皇15年(554年)から舒明天皇13年(641年)までの90年前後の激動の古代史がまるっとわかってよいと思います。
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