↑ 萩尾望都・森田高并 他 「斎王夢語」 1994年9月20日発行 新潮社 定価1,600円
マンガ作品では有りません。萩尾 望都様がオリジナル戯曲に挑んだ異色作。本中のイラストは萩尾さん描き下ろし。
約半分の前半は 萩尾望都氏 オリジナル脚本、後半は初演台本として 森田高并氏 脚色となっている。
オリジナルでは上演が4時間以上かかってしまうため、平成5年9月11日、三重県明和町国史跡「斎宮跡」地内の斎宮歴史博物館南特設会場において初演された際の脚本ということだ。
遺跡に佇む歴史学者を狂言回しに、次々に現れては物語り、消える代々の斎宮たち。
神、アマテラス(ここでは男性の形)の花嫁として遠く都からやってくる幼ささえ残る姫君たち。
しかし、政治には無縁と思われる姫君たちも時代に逆らえずに都の都合に翻弄されたり、自ら恋に陥ったり…。
登場人物のセリフ回しが時折結構な現代語になっているのはワザとなんでしょうが、笑える。
当時の現代っ子ということを萩尾さんは表現したかったんでしょうかね。
特に新しいアイデアとか設定とかはないのだけれど、古代史と 萩尾望都様 が好きな方ならイラストを眺めつつ楽しんで読んで見ては。
最初はマンガ作品だと思っていたトミー。
そちらへ伺ってもコメ残さず済みません。
いつも情報ありがとうございます。
『音楽の在りて』は知りませんでした。早速調べてみます。
『夢見るビーズ物語』は今年初めやっと買いました。ビーズ細工はしませんが、イラストなど多くてそれなりに楽しく読みました。
『銀の船と青い海』は既に持っているイラストが多く入っているようで、ちょっと買うかどうか思案中です。
Eブッ○オフで安くなってから買うかも。
『一瞬と永遠と』買う予定です。
モーさまが戯曲を書いていたとは知りませんでした
「原画展」以来、ビーズ本、童話集、小説集、エッセイ集など‥‥新刊ラッシュですね。
『夢見るビーズ物語』(ポプラ社 2009)、『銀の船と青い海』(河出書房新社 2010)、『音楽の在りて』(イースト・プレス2011)、『一瞬と永遠と』(幻戯書房 2011)‥‥。
『音楽の在りて』では、モーさまのSF小説が堪能出来ます
昔、手塚治氏がCOM版「火の鳥」の1シリーズとして描いたマンガで、能か歌舞伎の舞台のような場所ですべて進行するものがあって、面白かったのだけれど。
それと同じで舞台の上でマンガとして描くと面白いんじゃないかな。
お話だけ取って来て描くと戯曲としての面白さが半分以下というか、普通の古代史マンガになってしまうよ。
なんだか漫画にしてくれないかな~っと思った(笑)
オリジナルで4時間!
それを半分までにそぎ落とす作業は大変じゃっただろうな~
戯曲は私も書いたことがあるので…(いえ、素人劇団の時に)
舞台のことを解っていないと書けないのと同時に
舞台のことを解っていると型にハマって面白くないといった状況になるので
オリジナルの小説があって、それを舞台上映に書きかえるのが一番私は好きっす
舞台も見たいけど…やっぱ漫画も見たい~(笑)
下コメントですが…福嶋プロも結婚!?
それは知りませんでした。いや~目出度い!