猫とマンガとゴルフの日々

好きな物を題名に↑ 最近はゴルフとグルメお出かけ主体に。以前は1960年~70代マンガを紹介していました。ネタバレ有り。

槙村 さとる 「ドゥ ダ ダンシン!ヴェネチア国際編」 1~3巻

2008年07月14日 12時50分40秒 | マンガ家名 ま行
 ㈱創美社発行 集英社発売 オフィスユーコミックス 1巻 2007年8月22日 初版 これは2版 2巻 2007年10月24日 初版 3巻 2008年3月24日 初版 月刊オフィスユー誌にて連載中。


 以前記事にした、 「DO DA Dancin’!ドゥ ダ ダンシン!」 の続編になるのですが、本編 (というのか) は掲載誌が廃刊のため他誌に移ったためか、何もかも途中のまま、ぶつりとお休みに入ってしまったので、これは新章というよりもそのまま続きが始まっているという感じです。この3冊だけ読んだのでは多少の説明はあっても登場人物の相関図がよく分からないと思うので、ぜひ最初の集英社刊の 「DO DA Dancin’!」 1巻~9巻から読んで欲しいと思います。

 以前の記事では特に後ろのコメントの方で、毒がないだの買って揃えておく気はしないだの失礼なこと言ってましたが (ファンの方ごめんなさい) この ヴェネチア国際編 は面白いですよ~。  まず勢いがあるのです。作者は描き出したくなるのを待って、満を持して描き始めたのでしょう。前の時の最期の頃よりペンの勢いが違う気がする。それは筆が荒れていると言うよりも、よりシンプルで力強い感覚になっているようです。

 お話も前段でいろいろ有ったダンスへの葛藤から主人公が動き出し、クラッシックバレエに道を定めてその為には多少の打算も止むをえない、という私好みの  もあり、けれどそれが周りを巻き込んで良い方向へ向かうかな~という期待もあって続きが早く読みたい    読みたい    
 ヴェネチア国際編というのは、「ヴェネチア国際バレエコンクール」 という国際的なコンクールへ、魚屋の娘 鯛子 が遅れてきた新人として背水の陣で望む、というストーリーで、3巻ではまだその前段階の 全日本 までしか行っていません。しかし、すでに強力なライバルたちがいて、審査員にも敵味方 (と言うのか?) 入り乱れ飽きさせません。

 鯛子 のバレエのパートナー役 (私生活ではない) として、今回は生粋のエリート、すでに世界で活躍していると言う設定の男性プリンシパル 榊 龍一君 というのが出てくるのですが、この編ではやっぱりこの人が肝でしょうね。前段で私生活でもいいところまで行っていた 天才ダンサー三上君 がうじうじやっている間に彼がどこまで 鯛子 に迫れるか ! 結局当て馬に成り下がるのか ! いやいや気位の高い彼のこと、それでは済むまい ああ、続きが早く読みたいよ~。 
 4巻は8月の発売だとか。この3冊は実はBOで1冊150円マイナス、ポイント他で70円引きという安価で手に入れたのですが、こりゃ4巻は出たらすぐに買わずばなるまいなぁ。そして本棚にまたコミックが増えていく・・・・・。

 コミックスの後ろに 「槙村 さとる に夢中」 というムック本の広告があり、「DO DA Dancin’!バレエエッセンス」 という内容らしい。なになにKバレエカンパニーのプリンシパル 吉田 都さんと槙村先生の夢の対談特大ボリュームで掲載!他にもバレエの今がわかるだの、ドゥダのドラマダイジェストだの、カラーイラスト多数だの (槙村先生の絵柄は大好きなんです~) ドゥダで解説するバレエ辞典だの、私のムック本好きがうずく。
 それに私、まーるいお顔の吉田さん好きなんですよ。 ちょっと欲しいかも~、1,200円は痛いかな。でもこういう本は待っていてもあまりBOなどには出ないから、買っておくかどうか悩ましいな~。

 作者は大人になってからバレエを習いだし、早30年になったそうです。(びっくり!) 山岸 凉子氏 おりょう様も大人になってバレエレッスンを再開されたそうだし、やっぱり好きだからこそバレエマンガを描きたくなるのでしょうね。
 作者は他にデパートが舞台の「Real Clothes 」 というマンガも連載していて、等身大の働く女性が主人公として好評らしいのですが、私は夢のあるこっちの鯛子ちゃんをまず応援して、「Real ~」 の方はその後で読もうと思ってます。連載中で読みかけのものがいっぱい増えると楽しみよりストレスが溜まるのですよ。みなさんそう思いません ?
コメント (4)
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