Re: The history of "M&Y"

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関東ブロック大会のレスキューBの運営

2015-01-05 | RoboCup2015

もう、すでに半月前の話・・・

12月21日に開催されたロボカプジュニア関東ブロック大会2015ですが・・・

レスキューBの競技の運営をやりました。

本来のルールと違う運営をしたところなどがあるので、忘れないようにまとめておきます。

 

まず、レスキューBの競技の事前連絡として、以下の内容を関東ブロック大会のブログに掲載しました。

【2015関東】レスキューB 事前連絡

 

・障害物を置く場所

ルールでは、障害物は大きな空間に置くとしか規定していませんが、関東ブロック大会では「障害物:2×2のタイルの真ん中に置いて床に固定しない。」と2×2の空間に限定しました。そして実際には使用しませんでした。1回目の競技でみんなが良い成績だったら設置しようかと思ったのですが・・・

現在のルールでは、障害物が非常に曖昧です。障害物は、回避して進むのか、行く手を遮るのか、その両方があるのか・・・チームは、いろいろな状況を想定して対策を考える必要があります。関東ブロック大会では、回避することダケを想定しました。

まず、ルールをもうちょっと明確にして欲しいです。少なくとも最低限の高さを規定してくれないと、困ります。(逆に最高の高さの40cmは意味無い!!)

 

・テクニカルドキュメントの提出

ルールで規定されているテクニカルドキュメントを作成させました。ただ、事前の送付はさせずに、大会の当日のインタビューの時に提出させました。また、コード(プログラム)の提出はさせませんでした。このテクニカルドキュメントがあると、車検(インタビュー)がスムースに進みます。(事前に準備してこなかったチームには、その場で書かせました)

基本的には、プラットフォームとセンサーやモーターなどの構成品を列挙してあるだけです。

でも、それがあると、チームメンバーも話しやすいし、こちらからも質問がしやすいです。

関東ブロックに脈々と受け継がれているインタビューの精神を尊重します。

「車検は尋問ではありません。子供たちがそれぞれのロボットを自慢してもらえれば、それが一番良い車検です。ですので、聞き手側は出来る限り、子供たちの意見を引き出せるように工夫してください。また、良いところはドンドン褒めてください。」

 

・ロボットの大きさ

車検で、ロボットの大きさ(30cm×30cm×30cm)を計測しました。

ルールでは、ロボットの大きさの規定は「高さ30cm」だけです。レスキューBでは、迷路を進む競技なので、幅30cmの迷路を進めるロボットが必要です。ですから、ルールに書かれていなくても、縦横が30cm×30cm以内であることは当たり前です。(さらに、障害物を回避することを考えると、幅20cmの通路を進めることが望ましい)

で、この条件を入れたのは、2つの懸念があったからです。

「分離するロボット」

2013年のEindhoven世界大会で、どこのチームか忘れましたが、スタート地点にカードを置いてから迷路探索をするロボットがありました。彼らは、マッピングをしていませんが、迷路の探索中に床のカードを見つけたら、そこがスタート地点(のハズ)なので、ロボットを停止して Exit Bonus を得ようと考えたようです。アイディアとしては面白いと思いますが・・・これはルール 2.3.1 に抵触すると判断されました。つまり、これは1台のロボットではない。普通に部品が外れたりした場合と何が違うのか!? 外れた部品はもう一台のロボットなのか!? その判断は、フィールド残された部品が機能するかどうかです。その部品が有っても無くても、本体のロボットの動き(判断)が変わらなければ、その部品は(1台のロボットではなく)単なる部品です。しかし、その時のカードは本体のロボットに重要な指示をする部品でした。ですので、そのカードがあることで、本体のロボットの動作が変わります。そのような判断で、分離ロボット(1台のロボットでない)と判断されました。じゃあ、そのチームが失格になったのかというと・・・なりませんでした。実際大した成績で無かったから・・・。でも、それ以降の競技ではカードを落とさなかったり、カードを落とす機構自体を外していたので、OCから指示(注意)があったものと想像しています。

もうひとつが

「大きさの変わるロボット」

レスキューBでは、実際に大きさを変えるロボットはみたことがありません。しかし、例えば、糸やヒモを垂らして進むロボットがあって、適当なところで被災者発見のランプを点滅して、たまたま糸やヒモが被災者のちかくにあれば「ロボットが被災者の近くでランプを点滅させたんだから得点だろ」とか言われたら困ります。その対策です。

可変では、ありませんが、ロボットの見た目の大きさを大きくするために、ストローとか竹ひごをロボットに取り付けたのは、日本大会でも世界大会でも、何度も見ました。

 

長くなったので、いったん切ります・・・

続く

 

 

 

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