・レスキューキットの大きさ 容量が変化しないこと
レスキューキットの大きさも、ルールでは、最低1立方cmという容量が規定されているだけです。
今回の「容量が変化しないこと」というのは、表現が正しくありません。
「形が変化しないこと」の方が正しいと思います。
これも、例えば、液体を撒いたり、折りたたんだシートを広げたりして、面積を稼ごうとするのを制限します。実際には、そんな姑息なことをやるチームは居ないと思いますがねぇ。
レスキューキットは、2014年ルールで初めて設定されたルールなので、まだスタンダードな考え方が無いので・・・
・前の競技が終了し、審判の準備ができしだい次の競技を開始する。
ルールでは、決まった時刻に競技を開始します。とありますが、関東ブロック大会では、なるべく競技時間を詰めて、その分、練習時間を長くしています。
・競技の時には、チームメンバー全員がアリーナの近くに来て良い。
ルールでは、アリーナに近づけるのは、チームキャプテンと副キャップテンの2人だけです。関東ブロック大会では、競技の時には全員がアリーナの近くに来て良いことにしました。
・競技時間の中で、調整(センサーの値の確認、プログラムの修正、試走)をすることができる。
8分の中で調整ができます。ルールでは調整(キャリブレーション)の時には自走することを許していません。つまり、センサーの値などを測ることはOKですが、ロボットを走らせることはNGです。ロボットを走らせることはNGでも、レスキューAでアームを操作したり、レスキューBでレスキューキットを配布するなど、ロボットの一部を動かすことはどうなのでしょうか!?
とにかく、関東ブロック大会では、自走しても良いことにしました。昨年、レスキューAで、競技前に電池を交換して、組み立て時にケーブルを差し違えて、競技でロボットが動かないという、かわいそうなミスがありました。競技会数も少ないし、できるだけ万全の状態で競技をやらせてあげたいです。
・調整の時には、ロボットを競技エリアから出しても良い。(パドックに持ち帰っても良い)
ルールでは、いったん競技エリアに持ち込んだロボットは、エリアの外に出せません。
関東ブロック大会では、パドックに持ち帰っても良いことにしました。逆に、アリーナの近くにPCや組み立て工具、予備部品など・・・沢山の機材を持ち込まれても困りますので・・・
・競技の終了で、競技時間内にロボットがスタート地点に戻って停止した場合
ロボットがスタートしたタイルに戻ってきて、タイルの中で停止し、それ以上動かなければ Exit Bounus が得られます。(いわゆる脱出成功)
ルールでは、 Exit Bounus を得られたかどうかは、審判に任されています。
関東ブロック大会では、10秒間ロボットが動かないことを審判が確認したら脱出成功にしました。
しかも、7分59秒までにスタートタイルに入ったら、そこから10秒を数えました。だから、脱出成功の場合のみ、競技時間 8分10秒までの競技時間としました。
・順位付けの判断基準
ルールでは、得点と時間しか規定されていません。そもそも、「ギブアップ(リタイア)した場合に競技時間を8分にする」というのは、どこにも記載されていません。
得点だけで、順位が決まるのが一番すっきりするのですが・・・ダメな場合は、掛かった時間の短い方が優位です。しかし、上にも書いたように、時間で差が付くのは、Exit Bounus を得た場合だけです。(そのようなロボットは非常に少ない)
それで、その他の条件で順位を判断します。関東ブロック大会では、見つけた被災者が多い、競技進行停止の回数が少ない、という判断基準を追加しました。
(もし、これでも優劣が決まらなかったら、どうしよう。)
また、長くなったのでいったん切ります。
続く