いまさらですが・・・
漫画の「スケバン刑事」を読んでます。
スケバン刑事と言えば、私が学生の頃にTVドラマをやっていました。
主人公の麻宮サキ役を斉藤由貴ちゃんがやっていて・・・
決め台詞が「鷹ノ羽学園2年B組麻宮サキ。またの名はスケバン刑事」で始まって・・・
「スケ番まで張ったこの麻宮サキが、何の因果か落ちぶれて、今じゃマッポの手先、笑いたければ笑うがいいさ! だがな、てめえらみたいに魂まで薄汚れちゃいねぇんだぜ!」
こんな感じだったと思います。
世間的に大変流行ったこのセリフ
「何の因果か落ちぶれて、今じゃマッポの手先、笑いたければ笑えばいいさ、だがな、てめえらみたいにxxxいねぇんだぜ」
のxxxのところをいろいろ変えて、日常的に使っていました(笑)
で、話を戻して、いまさら漫画を読んでいます。
学生の頃は、そもそも漫画が原作ということも知りませんでした。(恥)
漫画の方には、上に書いたような台詞はありませんねぇ。
でも・・・なるほど、サキが学生刑事になった理由も、(30年経ってから)やっとわかりました。
なんとなく、実写版ももう一度見てみたいなぁ・・・2代目、3代目はいらないけど・・・
あっ、確か、次回予告の時の最後のセリフが「てめえら、許さねぇ!」でしたよね。
ジュニア・ジャパンから会員証が届きました。
思ったより、きちんとした会員証です。
「ご自由に写真をお貼り下さい」
というのが、おっちゃめでカワイイです。(笑)
有効期限は2015年の7月末日までなので、もうあと半年くらいですね。
ロボカップジュニアのレスキューB競技では、ロボットがスタートしたタイルに戻ってきて、そのタイルで競技を終了すると、Exit Bonus というボーナス得点が追加されます。
このボーナス得点ですが・・・
レスキューBの、長い(短い)歴史の中で何度か変わっています。
最初は・・・そんなボーナス得点はありませんでした。そもそも「スタート地点に戻る」という発想がありませんでした。フィールド内の被災者を全員発見したら終わり・・・
その次は、20点・・・そうたったの20点でした。まだ、その頃は「戻れるロボットなんて無いだろう」という感じだったのかしれません。
その後「発見した被災者の数×10点」になりました。だから7人発見した後にスタート地点に戻ると70点になります。逆に、一人も発見せずにスタート地点に戻ってもボ-ナス点は0点です。(せっかく戻れたのに、ねぇ・・・)
そして最近は、(ボーナス得点のルール変更ではありませんが)、スタートタイルは必ず銀タイル、という変更がなされたので、ちょっと難易度が下がりました。
前置きが長くなりましたが・・・
(私が見る限り・・・)世界大会でも競技でスタートタイルに戻れる実力のあるチームはごく少ないです。
それらのチームは、きちんとマッピングをしています。つまり、ロボットの中にフィールドの地図を描きながら(自分がその中のどこに居るのかを把握しながら)迷路を進みます。
だから、自分がスタートタイルに戻ってきたかどうかがちゃんと分かります。
じゃあ、マッピングをしていないと、Exit Bonus は得られないのか!?
これまで、いろんなチームが試行錯誤をして、なんとか (マッピングをせずに!?)Exit Bonus を得ようと努力をしてきました。それらを紹介したいと思います。
1.スタートタイルにマーカーを置く
スタート地点に何か(カードのようなもの)を落とし・・・迷路を探索中に床にそのカードの色を感知したら、そこをスタートタイルと判断してロボットを停止する。という作戦のロボットが、2013年のEindhoven世界大会に参加していました。しかし、これは「競技は1台のロボットでやる」というルールに抵触していると判断され、それ以降は使われなくなりました。(分離ロボットに当たると判断)
2.進んだ距離でスタートタイルを判断する
これも、2013年のEindhoven世界大会で、そういうロボットのチームがありました。このチームのロボットは、単純に右手法で進みました。右の壁に沿って進み、フィールドを一周してスタートタイルに戻った時に、ピタリと止まりました。そのとき、近くで見ていた私は、どういう仕組みでスタートタイルを判断して止まったのか、全く分からなかったのですが、あとでインタビューで確認してもらったら「進んだ距離で判断した」とのことでした。
なるほど、確かに理論的には可能だと思います。しかし、実現にフィールドのコ-スをぐるりと一周してきて、スタートタイルにピタッと止めるのは可能でしょうか!? 不可能ではないけど、難しいですよね。まず、ロボットが進んだ距離をそんなに正確に測れたのでしょうか!? 楊枝が撒かれていたり、バンプもありました。 実際の競技コースで走らせてみて、停止する距離を計測したのなら、まだ分かりますが・・・競技アリーナでは練習ができません。競技のコースを周りから見ただけで距離を計算(想定)しただけで、ぴったりと止めることができるでしょうか!?
私は、とっても怪しいと考えています。(つまり、何かしらのズルをしたのではないかと・・・) 事実、その一回の競技以降は全ての競技で Give up していました。(ロボットの走行中にリタイアした、ということ)
3.決め撃ち
あからさまにルール違反です。(苦笑)
でも、スタートして3タイル先の被災者を発見、3タイル戻ってロボットが停止・・・
これで「決め撃ちじゃない」というのなら、どういった釈明をするのか聞きたいです。
ということで、やっぱり真面目にマッピングをしないと Exit Bonus はやっぱり貰えないのでしょうか!?
ちょっと前までは、そう考えていました。
でも、最近マッピングをしなくても出来るんじゃないかと思っています。
例えばこんなコ-スで、
右手法で進んだとすると・・・
右前前前 これで被災者Aのタイルに到達します。
右右前右前前右左前 これで被災者Bのタイルに到達します。
前左前前左前右前 これで被災者Cのタイルに到達します。
右前右右前前前 これでスタートタイルに戻ります。
この経路では(右手法だけでは)、被災者Dは発見できませんが、それは仕方がありません。
この進んだ経路をもうちょっと分かりやすく整理します。
最初に向いていた方向を北だとして・・・
東東東 被災者A
西北東北 被災者B
北西西南西 被災者C
北南南南 スタートに戻る
こんな感じになりますよね。
東に進んだ回数と西に進んだ回数が同じ 北に進んだ回数と南に進んだ回数が同じ であれば、スタート地点に戻ったことが分かります。
ロボットがどちらの方角に何回進んだかを累積すれば、スタートタイルに戻ったかどうかを判断できますね。
まあ、「どちらの方角に何回進んだか」これを、確実に計測することが難しい・・・ですかねぇ。
それができるくらいなら、真っ当にマッピングをするよ・・・はい、ごもっとも
前の記事はこちら --> 盾が届きました
日本レスキューシステム研究機構のHPに
が掲載されました。
受賞者一覧のなかに「花鳥風月」も入っています。
一応・・・授賞式には0泊3日の弾丸ツアーで参加しようかと・・・考えています。
で、チーム「花鳥風月」が競基弘賞を受賞したのですが・・・
受賞の理由はどこにも掲載されていません。
選定は、ロボカップジュニア・ジャパン(このジュニアとジャパンの間に中点をいれるのが正しい表記らしい)がしてくれた・・・ようなのですが・・・
ま、確かに、日本大会(の中で)選定されたわけでもありませんしねぇ。
これは、どこにも公表されずに、歴史の狭間に取り残されて行くんでしょうねぇ(きっと)
昨年までの何年かだけ・・・機械学会賞や競基弘賞を受賞したチームは(日本大会の順位に関係なく)世界大会への推薦順位が3位になる・・・という、運営ルールが存在していました。だったら、機械学会賞や競基弘賞の選定基準を明確にして、それぞれのチームの評価がどうだったのか好評すべきだ(つまり、公明正大に評価されたのか)と暴れたので、無くなったのかもしれません。(てへっ)
まあ、そんな変な副賞が無くなったので、今はダンスのカテゴリー賞のようなものだと考えています。
続きの記事はこちら --> 弾丸ツアー
2年ほど前に会社の勤続25年のプレゼントとして、PCの割引券をもらいました。
ちょうど、MがPCを欲しがっていたので、UltraBookを購入しました。
自分の会社のPCを購入するのは、久しぶりです。
入社してすぐに、社内割引で買って以来です。
相変わらず、必要のない(いらない)アプリがてんこ盛りなのは変わりませんなぁ。(笑)
(使い始める前に、いろいろ必要のないアプリをどっさりと削除しました。)
でも、大きな画面なのに、薄くて軽くて、結構カッコイイ!!
Mも気に入っていて、学校に持って行くのも苦にならないようです。
それを見ていて・・・私も欲しくなり、ヤフオクで中古を買いました。
今の私のメインPCは、これです。
うん、なかなか良いです。
CPUが超低電力版なので、そんなに性能が良いわけではないし・・・CoSpaceのCsBotを動かしても、結構カクカクしちゃいますが・・・
でも、薄くて軽くて、結構カッコイイ!!
で、今度はY用に同じものを(つまり3台目)を買っちゃいました。
全部色が違っていて、レッド、ブラック、シルバーの3色が揃いました。(笑)
(追記・・・)
しかし、そのブラックのヤツは、(起動するのに)画面が真っ暗になる、という病気が出たので返品してしまいました。
でも、懲りずに3台目(通算4台目)を購入(色はシルバー)しました。
現在でもYのPCとして活躍中です。
関東ブロック大会2015でも、花鳥風月が使用していました・・・
花鳥風月のロボットに搭載されていた温度センサーの片方が、いつのまにか・・・死亡した・・・らしい。(死亡していた・・・らしい)
ブラジル世界大会の時に、Arduinoに接続されているセンサーの調子が良くない・・・と言っていたのですが・・・
さすがに2011年から使っていたから・・・!?
今は、円安だから、今更購入するのも勿体ない・・・と思っていたら
予備に買ったものが1個出てきました。
(よくやった、過去の自分)
まあ、これが使えればいいのですが・・・
もしも今、買うとしたら・・・
値段は46.14GBP(英ポンド)です。
レートを調べてみると 1GBP = 179.8円
そうすると、約8,295円 どひゃ~!!
私は 5,000円~6,000円位で買ったハズなので、めちゃ高いですねぇ
まあ、とにかく、壊れるのが、競技期間中とかでなくて良かったです。
これまで、M&Yの、そして「花鳥風月」のロボカップ活動を支えてくれてありがとうございました。
(合掌)チ~ン
我が家のチームは、毎年、LEGOのロボットでロボカップジュニアに参加してきました。
2010年にレスキューBに参加して以来、ロボットの駆動系は 56×26 のバルーンタイヤです。
なぜ、このタイヤを使っているかというと・・・単に最初に買ったNXTのセットに入っていたからです。
このタイヤは、中空になっていて、なかなか弾力があり、段差を乗り越えるスムースさと適度な駆動力(摩擦力)があって気に入っています。
ただし・・・結構、すり減ります。
タイヤをすり減らして走る・・・なんて、峠の走り屋さんみたいですねぇ。
いつのまにか・・・タイヤの接地部分がツルツルになっています。
しかたがないので、タイヤを購入しようと思うのですが・・・タイヤの金額もバカになりません。
けちなメンターは、いつもヤフオクで買います。
今回も、8個で760円(送料込み)で手に入れました。
まあ、これで当分は持つかと・・・
前にも書いたように、関東ブロック大会2015のレスキューBの運営をしました。
勿論、私はチーム「花鳥風月」のメンターなのですが、ちゃんと贔屓(ひいき)にならないように運営したつもりです。
で・・・コースは、こんな感じでした。
これ、難しいですか!? 簡単とは言いませんが、普通ですよねぇ。
障害物は、難しいかと思って置きませんでした。もし、1回目の成績が良ければ、2回目は置こうかと・・・
「b」のタイルは、3つとも黒タイルですが、競技を開始するときに、副審がサイコロを振って出た目の番号の黒タイルをひっくり返しました。(ひっくり返すと、そこが銀タイルになります)
これで、被災者(10点)×6、被災者(25点)×2、スピードバンプ×2、チェックポイント(銀タイル)×3 です。
被災者の得点が、110点
レスキューキットの配布が80点
スピードバンプが、10点
チェックポイントが、30点
傾斜路 上り20点 下り10点
で、得点の合計が、260点
信頼性ボーナスが160点
Exit ボーナスが80点
で、満点は500点のハズです。
でも、傾斜路の被災者にはレスキューキット配布ができないので、実質的な満点は480点です。
さらに、被災者K(25点)と被災者F(10点)がそれぞれ、低体温症の状態だったので、これらをダミーとすると・・・
実質的な満点は365点だったことになります。
で、実際に競技をやってみたところ・・・
「花鳥風月」が345点、その他のチームは、80点、10点、10点、0点、棄権という状況でした。
これでは、障害物を追加するどころか、もっと簡単にしないと、順位が出ないかと心配して、変更することにしました。(勿論、簡単になる方向に・・・)
その結果がこちらです。
近くの壁をとっぱらって、2タイル先に被災者を設置しました。
また、そのすぐ先には、バンプを設置しました。
少なくとも、この2つは得点してくださいよ・・・ネ!
さいころを振って黒のタイルを移動するのをやめて、壁際の2つを銀タイルに固定しました。(つまり、サイコロを振るのはやめた)
もう、ここまでやったんだから、1回目より良い成績を出してくださいね。
この変更で、チェックポイントが1つ増えたので、満点は510点になりました。(実質的には満点は490点)
今回は、1時間前に全被災者を新しいカイロに取り換えたので、ちゃんと見つかるハズです。
で、変更した甲斐があったのか・・・
「花鳥風月」が440点、その他チームは、190点、180点、25点、10点、棄権と、1回目よりは明らかに得点が伸びました。
レスキューBって、そんなに難しかったっけ!?
ここからは、ルールの解釈です。
・被災者から15cm以内に停止して、5秒間以上ランプを点滅すると被災者発見の得点になる。
ルールでは、被災者の発見は2通りあります。1つ目は、ロボットが被災者の15cm以内で停止して、ランプを5秒間点滅した場合。もう一つは、ロボットが被災者の15cm以内でレスキューキットを落とした場合。でも、関東ブロック大会では、前者しか認めていません。これは単純に、後者は審判の判断が困難だから・・・
ちなみに、被災者発見のランプを装備しておらず、後者の動作をするロボットなんていないと思っていたら・・・2014年の大会で中国のチームがそうでした。
・引き続き、レスキューキットを被災者から15cm以内に配置することができると、レスキューキット配布の得点になる。
ルールでは、ランプを5秒間点滅したあとに、レスキューキットを落とすと得点、と書かれています。でも、実際には5秒間の点滅の後にロボットを動かして、レスキューキットを落としても得点になりました。 でも、関東ブロック大会ではルール通りにしました。
つまり、被災者の発見、ロボットを停止、5秒間ランプを点滅、(そのまま)レスキューキットを落とす、再び探索開始・・・
・チェックポイント(銀のタイル)に入るとチェックポイントの得点になる。
2014年ルールで追加されたチェックポイントです。
迷路を探索していて、チェックポイントに入ると得点になります。この場合の「入る」はロボットの半分以上がタイルに入れば「入る」と認めました。
で、問題は、スタートタイルのチェックポイントの得点です。
ルールでは、特に規定していません。世界大会では、よくわからない運用がされていました。確か、ロボットがスタートタイルから出たら得点・・・
で、関東ブロック大会では、ルール通りの解釈にしました。チェックポイントに入ったら得点、チェックポイントの外からやってきて、チェックポイントのタイルに入ったら(ロボットが半分入ったら)得点です。
つまり、1タイル進んで1タイルもどって、銀タイルに入れれば得点です。(ただし、その場合は、決め撃ち疑惑で調査しますけど・・・笑)
だから、スタートして銀タイルを離れても得点になりません。迷路を探索していて、たまたまスタートの銀タイルに入ったら得点です。ふつうは、迷路を一周してきて、最後に戻ったときに得点になりました。
勿論、競技進行停止で、銀タイルから再スタートしても(銀タイルに戻ったとしても)チェックポイントの得点は入りません。
・レスキューキットの大きさ 容量が変化しないこと
レスキューキットの大きさも、ルールでは、最低1立方cmという容量が規定されているだけです。
今回の「容量が変化しないこと」というのは、表現が正しくありません。
「形が変化しないこと」の方が正しいと思います。
これも、例えば、液体を撒いたり、折りたたんだシートを広げたりして、面積を稼ごうとするのを制限します。実際には、そんな姑息なことをやるチームは居ないと思いますがねぇ。
レスキューキットは、2014年ルールで初めて設定されたルールなので、まだスタンダードな考え方が無いので・・・
・前の競技が終了し、審判の準備ができしだい次の競技を開始する。
ルールでは、決まった時刻に競技を開始します。とありますが、関東ブロック大会では、なるべく競技時間を詰めて、その分、練習時間を長くしています。
・競技の時には、チームメンバー全員がアリーナの近くに来て良い。
ルールでは、アリーナに近づけるのは、チームキャプテンと副キャップテンの2人だけです。関東ブロック大会では、競技の時には全員がアリーナの近くに来て良いことにしました。
・競技時間の中で、調整(センサーの値の確認、プログラムの修正、試走)をすることができる。
8分の中で調整ができます。ルールでは調整(キャリブレーション)の時には自走することを許していません。つまり、センサーの値などを測ることはOKですが、ロボットを走らせることはNGです。ロボットを走らせることはNGでも、レスキューAでアームを操作したり、レスキューBでレスキューキットを配布するなど、ロボットの一部を動かすことはどうなのでしょうか!?
とにかく、関東ブロック大会では、自走しても良いことにしました。昨年、レスキューAで、競技前に電池を交換して、組み立て時にケーブルを差し違えて、競技でロボットが動かないという、かわいそうなミスがありました。競技会数も少ないし、できるだけ万全の状態で競技をやらせてあげたいです。
・調整の時には、ロボットを競技エリアから出しても良い。(パドックに持ち帰っても良い)
ルールでは、いったん競技エリアに持ち込んだロボットは、エリアの外に出せません。
関東ブロック大会では、パドックに持ち帰っても良いことにしました。逆に、アリーナの近くにPCや組み立て工具、予備部品など・・・沢山の機材を持ち込まれても困りますので・・・
・競技の終了で、競技時間内にロボットがスタート地点に戻って停止した場合
ロボットがスタートしたタイルに戻ってきて、タイルの中で停止し、それ以上動かなければ Exit Bounus が得られます。(いわゆる脱出成功)
ルールでは、 Exit Bounus を得られたかどうかは、審判に任されています。
関東ブロック大会では、10秒間ロボットが動かないことを審判が確認したら脱出成功にしました。
しかも、7分59秒までにスタートタイルに入ったら、そこから10秒を数えました。だから、脱出成功の場合のみ、競技時間 8分10秒までの競技時間としました。
・順位付けの判断基準
ルールでは、得点と時間しか規定されていません。そもそも、「ギブアップ(リタイア)した場合に競技時間を8分にする」というのは、どこにも記載されていません。
得点だけで、順位が決まるのが一番すっきりするのですが・・・ダメな場合は、掛かった時間の短い方が優位です。しかし、上にも書いたように、時間で差が付くのは、Exit Bounus を得た場合だけです。(そのようなロボットは非常に少ない)
それで、その他の条件で順位を判断します。関東ブロック大会では、見つけた被災者が多い、競技進行停止の回数が少ない、という判断基準を追加しました。
(もし、これでも優劣が決まらなかったら、どうしよう。)
また、長くなったのでいったん切ります。
続く
もう、すでに半月前の話・・・
12月21日に開催されたロボカプジュニア関東ブロック大会2015ですが・・・
レスキューBの競技の運営をやりました。
本来のルールと違う運営をしたところなどがあるので、忘れないようにまとめておきます。
まず、レスキューBの競技の事前連絡として、以下の内容を関東ブロック大会のブログに掲載しました。
・障害物を置く場所
ルールでは、障害物は大きな空間に置くとしか規定していませんが、関東ブロック大会では「障害物:2×2のタイルの真ん中に置いて床に固定しない。」と2×2の空間に限定しました。そして実際には使用しませんでした。1回目の競技でみんなが良い成績だったら設置しようかと思ったのですが・・・
現在のルールでは、障害物が非常に曖昧です。障害物は、回避して進むのか、行く手を遮るのか、その両方があるのか・・・チームは、いろいろな状況を想定して対策を考える必要があります。関東ブロック大会では、回避することダケを想定しました。
まず、ルールをもうちょっと明確にして欲しいです。少なくとも最低限の高さを規定してくれないと、困ります。(逆に最高の高さの40cmは意味無い!!)
・テクニカルドキュメントの提出
ルールで規定されているテクニカルドキュメントを作成させました。ただ、事前の送付はさせずに、大会の当日のインタビューの時に提出させました。また、コード(プログラム)の提出はさせませんでした。このテクニカルドキュメントがあると、車検(インタビュー)がスムースに進みます。(事前に準備してこなかったチームには、その場で書かせました)
基本的には、プラットフォームとセンサーやモーターなどの構成品を列挙してあるだけです。
でも、それがあると、チームメンバーも話しやすいし、こちらからも質問がしやすいです。
関東ブロックに脈々と受け継がれているインタビューの精神を尊重します。
「車検は尋問ではありません。子供たちがそれぞれのロボットを自慢してもらえれば、それが一番良い車検です。ですので、聞き手側は出来る限り、子供たちの意見を引き出せるように工夫してください。また、良いところはドンドン褒めてください。」
・ロボットの大きさ
車検で、ロボットの大きさ(30cm×30cm×30cm)を計測しました。
ルールでは、ロボットの大きさの規定は「高さ30cm」だけです。レスキューBでは、迷路を進む競技なので、幅30cmの迷路を進めるロボットが必要です。ですから、ルールに書かれていなくても、縦横が30cm×30cm以内であることは当たり前です。(さらに、障害物を回避することを考えると、幅20cmの通路を進めることが望ましい)
で、この条件を入れたのは、2つの懸念があったからです。
「分離するロボット」
2013年のEindhoven世界大会で、どこのチームか忘れましたが、スタート地点にカードを置いてから迷路探索をするロボットがありました。彼らは、マッピングをしていませんが、迷路の探索中に床のカードを見つけたら、そこがスタート地点(のハズ)なので、ロボットを停止して Exit Bonus を得ようと考えたようです。アイディアとしては面白いと思いますが・・・これはルール 2.3.1 に抵触すると判断されました。つまり、これは1台のロボットではない。普通に部品が外れたりした場合と何が違うのか!? 外れた部品はもう一台のロボットなのか!? その判断は、フィールド残された部品が機能するかどうかです。その部品が有っても無くても、本体のロボットの動き(判断)が変わらなければ、その部品は(1台のロボットではなく)単なる部品です。しかし、その時のカードは本体のロボットに重要な指示をする部品でした。ですので、そのカードがあることで、本体のロボットの動作が変わります。そのような判断で、分離ロボット(1台のロボットでない)と判断されました。じゃあ、そのチームが失格になったのかというと・・・なりませんでした。実際大した成績で無かったから・・・。でも、それ以降の競技ではカードを落とさなかったり、カードを落とす機構自体を外していたので、OCから指示(注意)があったものと想像しています。
もうひとつが
「大きさの変わるロボット」
レスキューBでは、実際に大きさを変えるロボットはみたことがありません。しかし、例えば、糸やヒモを垂らして進むロボットがあって、適当なところで被災者発見のランプを点滅して、たまたま糸やヒモが被災者のちかくにあれば「ロボットが被災者の近くでランプを点滅させたんだから得点だろ」とか言われたら困ります。その対策です。
可変では、ありませんが、ロボットの見た目の大きさを大きくするために、ストローとか竹ひごをロボットに取り付けたのは、日本大会でも世界大会でも、何度も見ました。
長くなったので、いったん切ります・・・
続く